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多目的室と3階手摺り うみのこ(2代目)を作ろう その8

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只今、当ブログのメインコンテンツの一つ

うみのこ(2代目)ペーパークラフトの作り方記事を連載しています

 

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読み物としても、そこそこ面白いと思うので(著者の個人的感想)徐々に出来上がって行く うみのこ(2代目) をお楽しみ下さい

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さて、暫くは似たような作業、というか見たことあるような作業が続きます

重複している作業は割愛している場合がありますので、分からない時は一旦過去記事に戻って復習してきて下さい

 

多目的室

3階の多目的室と呼ばれる建屋

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比較的広い空間があり、集団学習なんかに使うんでしょうね

これも炉縁留めで天井を形成するのですが、パーツの前方はやや傾斜しており今までと少し形状が違いますので注意してください。

 

これを3階甲板に貼り付けます

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やっぱり甲板中央は凹みますねぇ・・・

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3階中央階段

甲板の後方には目印があって

階段を取り付けます

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これも今までとちょっと違って、踊り場が付いています

この踊り場が、船体の中央に来る方向で目印に合わせて設置します

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はい、いつものように吊り上げ固定で甲板の凹みを矯正しています

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手摺りも付けますね~

踊り場部分の手摺りは後で付け足します

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3階後端手摺り

続いて3階甲板外縁の手摺りを付けていきます

まずは

甲板後端の手摺りを取り付けます

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これは、今までと同様

 

両舷手摺り

両舷の手摺りは左右対称です

右舷は高速艇が載るので、そのスペースを確保するためカクカク曲がっています

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例のうっすら目印で折り目を付けておいて形を整えます

 

左舷はそのまま取り付け

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右舷はのりしろを3エリアに分けていますので後方から順に付けていきましょう

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この状態だと、未固定部分はまだ自由に動くのでボンドも付けやすいです

 

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この手摺りを取り付けると、木目甲板と塗装甲板のエリアが仕切られて別れます

いやー手摺りが3段並ぶと壮観ですなーww

 

前方手摺り

次に前方の手摺りを付けます

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これも真ん中をしっかり固定

未固定の両端は後からゆっくり作業しましょう

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バッチリ!

 

両舷中央手摺り

前後の手摺りの間には、両舷ともまだ大きなスペースが空いていますね

途中の手摺りパーツは、3階側面の絵柄に合わせます

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図のように後から別パーツで覆いますので、青い斜線柄の延長線(赤の網掛けエリア)に手摺りの端が入っていればOKです

(´-`).。oO(もうちっと前方に寄せても良かったな・・・)

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落下防止柵

あとは、例のコの字パーツを作って

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前方1ヵ所、後方2ヵ所に落下防止柵を取り付けて下さい

前方階段はこんな感じ

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後方はこうですね

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手前の白い目印は煙突を取り付ける場所です

・・・でね

ウズウズして煙突とか、高速艇を作りたいところですが、ここはグッと我慢して似たような作業をもうちょっと続けます

4階甲板といよいよ操舵室ですぞ

 

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<シリーズ> うみのこを作ろう - わかくさモノ造り工房

<シリーズ>うみのこ ペーパークラフト(滋賀県 フローティングスクール)+製作軌跡 - わかくさモノ造り工房

<シリーズ>新うみのこ ペーパークラフト - わかくさモノ造り工房

<シリーズ>親バカここに極まれり - わかくさモノ造り工房

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御簾に宿りし御神威に畏敬の念を新たにした初詣のお話

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ちょいと雑談を

 

もうすぐお正月たる1月も終わりを迎えようとしています

今回は初詣でのとあるエピソードを交えて、御簾(みす)について語ってみようと思います

 

御簾(みす)とは

いわゆる「すだれ」の敬称なのですが、古くは神聖な領域と俗世間との境界として使われたり、高貴な方々と一般庶民を隔てる屋内設備として、宮中、武家屋敷、神社・仏閣などで使用されていました。「やんごとなきお方がそこにおわします」のは分かるけどもご尊顔は拝見出来ません、というなんとも日本的な「雅」や「侘び寂び」を凝縮したようなアイテムですな

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今日でも幅広く利用されており、日差しを和らげる効果がありながら風通しが良いという特徴もあります

外からの目隠しとして「内側からは外の状態を伺えるが、外からは見えない」マジックミラーやブラインドのような役割も果たしてくれます

今も昔も日本の都心部は隣や向かいの家との間が狭く、生活の知恵として使い勝手が良かったのでしょう

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さて

三が日には、我が家も例年のように家族で初詣に出掛けたのですが

授与所 という

お札やお守りといった祈願祈祷の授与品を頒布(販売)する場所

ま、早い話が売店ですな

ありますよね

 

こういった授与所での御簾を使ったちょっとした仕掛けの話です

 

家族一同ひととおり参拝を済ませた後、お守りを頂きに授与所へ向かいます

 

授与所には、巫女服に身を包んだ数人の綺麗なお姉さん方がいわゆる「売り子」としてお守りやお札などを授与して下さる訳です

(形態としては普通に 販売・購入 ですが神社では 寄付・授与 の関係になるんですかね?)

f:id:wakajibi2:20200123083919p:plain<イメージ>

衣装の名称に特に意味はありません

以前巫女服の構造に執着していた頃の名残ですww

 

イラストはいつものPowerPoint®で描きました

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同種の既存イラストを参考にしていますが、自作です

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まぁその、なんですな・・・

 

 

目の保養的な神様の御利益にあずかろうと

綺麗なお姉さん方のご尊顔を拝見しようと

 

さりげな~く、あくまでさりげなくですよ 

 

自然体を装って、授与品をあれやこれやと選んでいる三女と嫁の後ろで佇んでおりましたところが

単に直立している体勢では御簾が障害となって授与所の一部が見えないのです

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こ・・・これは

一般的に身長の低い女性や子供であれば、あるいはお守りやお札の授与を目的に御簾から内部の神聖な領域に足を踏み入れれば、ごく自然に売り子のお姉さんと対面式で授与品を頂くことが可能なのです

 

しかし!

特に用事もなく、お金も寄付するつもりもないのに授与所の周辺から

邪な目で

内部を伺おうとしても御簾が絶妙な高さで巻き上げられており、視界の上部が遮られて見えない仕組みになっているんです

「やんごとなき巫女お姉さんがそこにおわします」ことは分かるのに、ご尊顔を拝見することは出来ない、という

 

この御簾の高さの設定が

宮司さんの粋な計らいなのか

巫女さん達の自己防衛能力なのか

はたまた単なる偶然なのか

分かりません

 

いずれにしてもここは神域

人外の何か強力な力が働いていることは、霊感の無い私にもひしひしと伝わってきます

 

やむを得ず

「授与品を選んでいる三女・嫁の様子を後ろから見守る」微笑ましい態を演出しながら覗いてみようと近づく、すると御簾も目の前に近づいて余計に視界が悪くなります

 

(;´д`).。oO(くっ、同世代の中ではちょっとだけ身長が高い、ということがこんなにも不利益に働くとは・・・)

 

また1歩下がってみる・・・状況は変わらない ぐぬぬ・・・

 

 

あ、そうそう 私腰痛持ちなんですよねー

 

 

ちょっと腰を伸ばしてみようかなー・・・

 

 

後にのけぞって・・・あー空が青いや

 

 

軽く左右にストレッチでも・・・おいっちに

 

見えない orz...

あとちょっとのところで見えない orz...orz...

 

不審者と間違われないよう、ギリギリのラインを維持して来たがこれ以上は無理だ!

 

 

そうこうしているうちに、各々目的のお守りなどを入手完了

 

巫女のお姉さんが綺麗だったのかどうか

ついぞ確認することは能わず授与所を離れることになりました

 

遠目にちょっと振り返ってみる・・・

見えない orz...

 

 

 

御簾という名の、竹ひごを編んだだけの極々単純な構造物にここまで俺の目的は妨げられるというのか?!

 

おお・・・神よ

 

御簾・・・それは 日常生活用品 

それは 神聖な領域と俗社会との境界

それは 高貴な方々と一般庶民を隔てる仕切り

それは 強い日差しを和らげる緩衝材

それは 外からの視線を遮り内側からは外の様子をうかがえるブラインド

それは 風通しを妨げない素敵なインテリア

それは 邪な心を持つ者の視線に晒される巫女さん達を防御する強力な結界←NEW!!

 

ふっ、仕方あるまい 人間なぞという矮小な存在に神の力を超えることなど出来はしないのだ

今日のところはこれで引き上げるとしよう

 

 

古来から育まれた日本人の知恵と工夫、またそれに裏付けされた人間の力ではどうにもならない神威

これらが令和の現代であってもなお生きている事実に勝手に恐れおののき

邪な下心を持ったまま神域に迷い込んだ子羊は、最後には心を洗われ、神社を後にした新春のある昼下がりの出来事でありました

 

この時の「見えそうで見えない」チラリズムによってもたらされた妄想の発露が今回のイラスト製作に繋がったことは言うまでもない・・・ 

 

遅ればせながら 皆様 明けましておめでとうございますm(_ _)m

 

 

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