- はじめに
- 千枚通しで穴を開けます
- 千枚通しでのりしろにボンドを塗りたくります
- 千枚通しでのりしろを裏から押さえつけます
- 木工用ボンドとツルツル金属の相性は最悪
- 千枚通しで紙に丸みをつける
- 千枚通しで微小パーツを処理
- 千枚通し?アイスピック?タコ(タコ焼き)ピック?
- まとめ
はじめに
こんにちは。ブログ開始後2年以上経って「目次」の使い方を覚えた猿ブロガーです
今日は珍しく(ダラダラと)長いので目次を使ってみました
前回は、インパクト重視で「ものっそい勢いでジト目っ娘にーちを作ってみた」の派手派手動画をUPしましたが、今回は
極めて地味
なペパクラにおける「道具の使い方」講座です
その中でも使用頻度が極めて高い千枚通しの使い方を超短編動画で紹介します
もーこれね、めちゃくちゃ使い勝手が良い
作業の大部分をコイツで済ませてしまいます
千枚通しで穴を開けます
まずはその名の通りの使い方ですよね 紙に穴を開けます
↓当ブログではこの辺が妥当かな
千枚通しで穴を開けて細綿棒の軸を通しています
うん、千枚通しに関しては特にこれ以上の解説はありません
(キャプスタンが出来上がる様がご覧になりたい方は上のリンクからどぞー)
千枚通しでのりしろにボンドを塗りたくります
昔はね、紙にボンドを塗るときには爪楊枝 とか 竹串の先を細くして使っていたんですが
最近は千枚通し一択です 理由は後で述べます
では具体的な使い方
前回の動画のうち、一部のカットを倍速無しで上げています
先端が細いので、小さなのりしろにも対応できます
これもまだ想像の及ぶ範囲での使い方ですよねー
千枚通しでのりしろを裏から押さえつけます
さて、ペーパークラフトの組み立て作業を進めていくと、どうしても小さなスキマからのりしろを押え付ける操作が必要になります
世間には便利な道具があるのですが、私ケチでございまして・・・
コレ、未だに買おうかどうか迷っていますww
じゃ便利な道具が無い今はどうしているか、というと
千枚通しをスキマから突っ込んで裏から押さえつけます(表からは指で)
先ほどの動画はボンドを塗った後、指だけを使って押し付けていましたが、指が入らないスキマにはこのように千枚通しを使います
お気づきでしょうか?
そう、ボンドを塗った後そのまま次の作業に進んでいますね
先っちょボンドが余っていると、余計なところにボンドが付いたりします(ボンド汚染、のり汚染、意外とペパクラでは大敵)
だから
「のりしろに過不足なくボンドを塗り終えたら、千枚通しの先にはほとんど残っていない状態」
にすると器具を持ち替えることなく作業が続けられるんです
うーん、万能器具
その代わり絶妙なボンド量の調節が必要になります そこは職人の勘(←偉そうにまぁ)
また、展開図の時点でこの作業をしやすいようにワザとスキマを開けることもあります
↓過去記事より
これらの工夫も作業効率を上げるうえで必要になってきます
木工用ボンドとツルツル金属の相性は最悪
さて、先ほど「先っちょにほとんど残ってない状態」という表現をしました
微量ならどうということもないのですが、これがだんだん蓄積してくるんですよね
最後はゴワゴワになっちゃう
これが 爪楊枝 とか 竹串 だと、キレイに剥がすのはまず不可能です
でどうするか、というとハサミなどでボンドの部分を切り取るか、カッターを使って鉛筆削りの要領で先を尖らせます
マンドクセ・・・
そこでこの動画をみて頂きましょう
これは私が上げた動画ではありませんが、自転車のさびを木工用ボンドを利用して落としています
木工用ボンドを使って、自転車のさびを落としてみた! - YouTube
このように木工用ボンドと、つるつる表面の金属は
非常に相性が悪い !!
(ボンドの立場から見た場合)
この相性の悪さを逆手に取った方法ですね
この性質を利用して↓
表面の固まったボンドだけスルリと取れちゃう
爪楊枝や竹串を毎回削るのも大した労力ではないのですが、作業をどんどん進めたい時にはその手間すら面倒になるんです
なのでワンストロークでリセット出来る千枚通し最強説!!
千枚通しで紙に丸みをつける
この千枚通し、使うのは先っちょだけじゃないんです
先端から手持ちの部分まで徐々に太くなりながら円筒形の金属部分が続きます
この丸みの部分を利用します
にーちのクセっ毛はこうやって作られていたんですねぇ
太さの違う部分を利用して、曲げ具合を調整したりもします
かつて「うみのこを作ろう」シリーズの開始に当たって、普段使っている道具をいくつか紹介したことがあります。
上の動画と意味合いは同じなのですが・・・
これね、視聴数が850回程度(2017年8月現在)と、何故か私のUPしたyoutube作品の中ではダントツの視聴回数(うん、そう850程度でダントツorz)なんですよ。
なのに「高く評価」が0クリック。「低く評価」が7クリック・・・
???
意味ワカンネー 需要があるのか、嫌われているのか
いまだに謎動画です
千枚通しで微小パーツを処理
一般的に微小パーツの処理はピンセットなどを使うことが多いのですが
千枚通しの先っちょに付けるボンドの量を絶妙に調節すると、ピンセットの出番がないくらいパーツの処理が進みます
一例を紹介しましょう
パーツにボンドを塗り終わった段階で千枚通しの先にはほとんどボンドが残っていない状態にしなければいけません
また、手早くやらないとパーツがくっついてしまい上手くいきません
慣れが必要ですねw
ところで・・・
千枚通し?アイスピック?タコ(タコ焼き)ピック?
いつもお世話になっておりますにーちnych87さんからこのようなブコメを頂きました
あのゴチャゴチャした動画の中でこの器具に目を付けた、ということは、やはりクリエイターとしてなかなかの慧眼の持ち主・・・
ん?
んん??
アイスピック・・・とな?
今まで何の疑いも無く「千枚通し」の名称を使っていましたが
うむ、言われてみればアイスピックのような、ちょっと違うような・・・
なのでちょっと「Amazonアソシエイト」で調べてみました
まずは千枚通し
検索で一番に出てきたのがこれ
その名も「大五郎千枚通し」!!
おお、職人が使ってそうな名称
・・・ゴツいな・・・(-_-;)
次にアイスピックで検索するとこれ
うむ、持ち手がちょっと大きくなるのかな
底に親指を引っ掛けて豪快に氷をブッ叩く感じ
ワタクシ他人様からは「お前は一升瓶抱えて山賊飲みしてるようなイメージ」といわれるような風貌ですが、実はお酒が苦手です
飲めないわけじゃ無いんですがビールコップ1杯で撃沈、30分後には夢の世界へ
なのでアイスピックの存在は知っていても日常で目にする機会はありません
と・こ・ろ・が
「ジト目っ娘にーち」のペーパークラフト作品が届きました!! - にーちの趣味ぶろ
この画像を見る限り、にーちさん、または彼氏さんは結構な酒飲みであることがうかがえます。
とくにブラックニッカをロックで行く場合、アイスピックの出番もあるかいな、と思うわけですよ
なるほど、この辺の差で同じ形状のものを見ても連想する器具の名称が違ってくるものか、と
で、私の思いつく範囲で同じような形状のものがありまして
これは「タコピック」や「たこ焼きピック」で検索すると出てくる器具です
では、再び私が実際に使っている器具
タコピック・・・だな・・・多分
でもね、かの偉大な造船技師「トムさん」はおっしゃいました
トムさんかっけー(*´ω`*)
原作:尾田栄一郎
おなじ器具でも、
穴を開けりゃ「千枚通し」
氷をブッ叩きゃ「アイスピック」
たこ焼きを回せば「タコピック」
何に使おうと構わねぇがフランキー
使った器具に
男はドンと胸をはれ!!!
うん、分かった
これからも「千枚通し」でいくわ
まとめ
千枚通しの万能感たるや
・穴を開ける
・ボンドを塗る
・のりしろを押える
・すぐにリセットできる
・紙を丸める
ペパクラ製作のあらゆるシーンで縦横無尽に働いてくれます
さあ、そこのあなたも是非体感してください(何を?)
体感できない方も、もう一度動画で万能感をお確かめ下さい(PR)