去る9月30日~10月5日まで開催されたid:AzuLitchiさんの個展
記事を拝見する限り、成功裏に終えられたようでなによりです
こちらに「ファンアート」としてお邪魔させて頂いた作品
「で、あるぞ」
↑あ、この人はミンスクさんではありません
いつもメイキング記事に脈絡なく現れる「メイキング」さん
みんな大好きメイキング(記事のほう)
ミンスクさんについてはこちらをご覧ください
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今回は3Dモデリングを中心に紹介していきましょう
まず頭部からですが、過去作品から似たようなモデルを引っ張り出してきます
これが基本型となった「マクロファージさん」の頭部モデルです
これはですねー 下の図のようにいくつかのパーツに分かれています
分かりやすいようにちょっと分離させてみますね
これをそれぞれ改変して、大体の色を付けて行きます
鬢を新たに付け足して再構成しています
©阿豆らいち
こういう毛先のソバージュ的な形状は、展開後にペイントツールで描き足して、印刷→切り出しした後でクルクルします
こんな感じになるの
んで
合体!!
とまあホントはもうちょっと手間のかかる作業があるのですが、「過去の作品からの流用・改変」を分かりやすく説明すると大体こういう手順で行われます
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次に帽子です
©️阿豆らいち
新たに耳当てパーツが必要になりますので
このように付け足します
実際の組み立て時にはこんな感じ
厚みを付けるため、展開した後ひと手間加えています
このあたりまでは前回の記事で解説した4分類のうちの
3.過去作品からの流用・改変ですね
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次にゴーグルです
とくにこのレンズ
PowerPoint®で描いているのですが
パワポってこういうレンズ的な光沢の重ね合わせがとても簡単
実は今までにもこの方式は使っていたことがありまして
例えば
トラファルガー・ローの潜水艦「ポーラータング号」
ここの覗き窓なんかモロにテクスチャですし
それから
うわちょマジ?サービス終了しとるやん!
引退して久しいけどちょと寂しい・・・
このキャラが持ってる武器の
宝珠みたいなやつ
これもパワポ描き描きで再現しております
(´-`).。oO(改めて見ると、すんげぇ描き込んでるなー もう一回やれゆーても無理でっせコレ)
まぁ何度かこういう経験もあったのです
ただ今回気を付けないといけないのは
透明度の高い宝珠的なもの
というよりは
レンズの度が入っていないサングラス的なもの
という感じですので
あんまりレイヤーを重ねすぎるとかえって質感を損ねることになります
最低限の描き込みで反射光や透過度を表現するには・・・むむむ
と、試行錯誤を繰り返した結果
このレベルまで単純化に成功しました
よっく目を凝らすと、サングラスを通してミンスクさんの目がうっすらと見えて・・・
きません、描いていません
見えているとしたら幻視です、マボロシです
もう一つ気を付けないといけないポイント
キャラクターの表情の描き込み時と同じなのですが・・・
左から三葉さん、マクロファージさん、血小板ちゃん これらもパワポ描画
これ・・・お分かり頂けるだろうか
ほとんどのパーツは反転コピペして左右対称になっていますが
瞳の部分の光沢とほっぺのツヤは位置を対称にしてはいけません
光線の入射方向の設定がおかしくなっちゃう
これを踏まえた上でもう一度上のゴーグルモデルをご覧ください
枠の部分は左右対称なのですが
レンズの部分はテクスチャの方向を同じにしています
あとは個人的こだわり的な作り込みですが
こういうパーツを後付けして
ゴーグルのバンドの長さを調節するバックルにします
結果的に鬢に隠れてほとんど見えなくなってしまった・・・orz
あれだ、その、なんつーか・・・見えないところにも気を遣う
チラリズムといいましょうか、「粋」の神髄といいましょうか、侘び寂びといいましょうか
これらパーツを組み上げて行って頭部を作るのですが
モデリング中の画像はこんな感じ
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うーん、メイキング記事を一気に書きあげてしまおうと思ったのですが
ついつい長くなってしまう・・・
次は首から下のモデリングです
はたして今度は流用・改変で済むのか否か・・・
乞うご期待