最近パワポで絵を描くのがマイブームになっておりまして
以前からいろいろ描いてはいたのですが
せっかくなので、もうちょっと実用的なものに使ってみようと思いました
で、思いついたのが一般家庭でも使用しているハンコ
ホラ、よくあるじゃないですか、ワンちゃんや猫ちゃんのイラストが入って、尚且つ名前(苗字)も入ってる認め印
一番使う機会が多いのは宅配便の受け取り確認ですかね
既存の製品を探し回ったのですが、イマイチしっくりくるものが見つかりません
せっかくなのでPowerPoint®で描いたオリジナルイラストを組み込んだハンコを作ってみました
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今回お世話になったのはコチラ
楽天市場で店舗を構えておられます
ここのサイトから
↑どうやらここでオリジナルイラストのはんこが作れるようです
ただ、それなりのクオリティはんこを作るとなると、いろいろ制限がありそうですね
注意事項をテキストで抜粋してみましょう
1.版下(はんした)は必ず白黒に。カラーの版下はNG!
・ご入稿いただける版下は、白黒(モノクロ2階調)のものになります。(カラー、グレーの版下はご入稿いただけません)
・下書きの消し忘れなど、不要な線の無いようにして下さい。
・手描きの版下をメールで送る場合は、スキャンしたものをお送りください。
・文字や、絵は反転させなくてOK。
そりゃまぁ、ハンコと言えば人類史の黎明期から利用されている超絶アナログで古典的な印字方法ですから1か0しか表現できませんよね
ちなみに版下とは
元々は浮世絵など版画を作る際の下絵のことを指していたようですが、現代では印刷前の直接の原稿のようです。
ハンコとは超簡易的な版画と考えると、むしろ今回の下絵は本来の意味での版下と呼ぶのが正解かもしれませんww
2.版下は原寸大で作成して下さい。
・ご入稿の際は、ご希望のサイズを「実寸」でお書き添えください。(キャンバスの余白はサイズに含みません)
・解像度が指定できない場合は、原寸の8倍の大きさの版下をご用意ください。
すみません、ここは無視しました
理由は後述
3.解像度は600dpiに設定して下さい。
・解像度が低いと綺麗に仕上がりません。
・最低でも300dpi以上で作成して下さい。
・解像度が指定できない場合は、原寸の8倍の大きさの版下をご用意ください。
dpiとは・・・
確か dots per inch だったと思いますが
600dpiだと 1インチ辺を600のドットで表現します
つまり1インチ四方の正方形だと360000ドット!!
かなり精細な解像度でございます
A4用紙の大きさでこの解像度だと結構な重さのファイルになると思います
ただ今回は直径1cmのはんこを想定しているので、むしろこれぐらいの解像度が無いと絵柄が荒くなって印字出来ません
えーっと1inch=2.54cmだから
直径1cmの正円形の内部のドット数は・・・と
・・・
・・・ ・・・
・・・ ・・・ ・・・
たくさんドット!!
(´-`).。oO(細けぇこたぁいいんだよ・・・)
4.線が細くなりすぎないように注意。
・線の太さは最小0.5ポイント(0.1764mmくらい)まで作れます。
・文字の大きさは最小5.5ポイント(2mmくらい)まで作れます。
・線が密集した部分は、多少細くても大丈夫ですが、独立した線は少し太くしておいた方がよいです。
小学校の図画工作の版画製作でもありましたよね
版下の絵柄の線が細すぎると、後で自分に跳ね返ってくるアレ
使ってる木材も安物でしょうから、木の繊維に逆らって彫刻刀を入れた途端すべてが水の泡になってしまいます
今回、独立した線は意識して太くしたのですが逆の部分で落とし穴がありました
最後に解説
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さて これらを踏まえた上で作成したイラストがコチラ
ワンちゃんの中でも人気の高いミニチュアシュナウザーをモデルにしてみました
これを円形の枠に入れるため、少し縦の縮尺を縮めまして・・・
ハンコ仕立てにするため名前を入れてみます
田中さんっつー名前はフェイクです
この画像をPowerPoint®の
「ファイル」→「エクスポート」→「PDF/XPSの作成」とポチポチ進めると
PDFファイルが出来上がります
さすがにここには直接貼り付けられませんね
「未対応のファイル形式です」って怒られたww
PDFファイルに変換することにより
・文字のアウトライン化
・イラストのベクター画像変換
が行われて、イラストの拡大・縮小時に画質が落ちることが無くなります
これらも詳しく説明したいのですが、知識整理が曖昧です
もうちょっと勉強してから改めて解説を
このようにPDF形式にしておくと、上で挙げたdpiとか実寸大、原寸のくだりは無視できると考えました
さて、ここからは楽天の注文ページから
ご希望の台→ ジョインティJ9
インキ色 → 朱色
本体の色 → ローズピンク
で商品をかごに追加し、購入
その後は↓こちらからメールまたは封書で版下を送ります
先ほど作成したPDFファイルをメールで送信
すると受領のメールが返信されます
版下は一発OK!のようです
お値段に関しては、完全にオーダーメイドのハンコになるわけですから、ちょっとお高くなってしまいます。
とはいえ手の出ないお値段でもありません。
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で、数日後 届いたハンコがこちら
(一部画像処理済み)
ハンコが小さくて上手く画像撮れねぇ!!
正直に言いましょう
今回は失敗!! orz
だったのだ
良く見てくださいね
ここの白ヌキの部分が潰れてしまっています
黒線の部分は意識して太く作ったのですが、まさかこんな落とし穴があるとは!!
せっかく耳の辺りを立体感のある折れ具合にしたのにー!!
つぶらな瞳が売りだったのにー!!
ハンコにすると何のキャラか分からねぇー!!
まぁ認め印としての目的は果たせるので暫くこれを使いましょう(泣
次回また作る機会があれば白ヌキの部分をもうちょっと太くしないといけませんね
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今回はPowerPoint®→PDFファイル形式での作り方を紹介しましたが
Adobe Illustrator®で作った.aiファイル形式が一般的のようです
その他 .psd .fh .TIFF .BMP .EPS .PCT .jpg .png と
見たことあるようなのと見たこと無いようなファイル形式がずらりと並んでいます
また台木やインク色もいくつか選べます
デジタル物が全盛のこの令和
味のあるアナログアイテムもこれまた一興
興味のある方は作ってみては如何でしょう?