久々の親バカシリーズです
当家の次女KOHAKUの作品です
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まぁ以前からですねぇ
ふっと次女の部屋を訪れると、たまにすんげぇものを目にすることがあります
これまでは机から生えてる魚だったり馬だったりしたのですが・・・
ある日、次女の部屋を訪れてみると・・・
うむぅ・・・
髑髏・・・
だよな
後日部屋を訪れると
ミニチュアのハードカバーブックがズラリ
またあるとき訪れると・・・
スマホ・・・
いや 大きさがオカシイ
実際のスマホと比べてみると
この違い
何を作っていたかというと
こういった複合的なオブジェ
何の目的かと聞くと
「学校の課題」
ふーん、学校の課題
は??
なんだか我々の時代の中学校生活からすると隔世の感がありますが
なんでも「政治」「経済」「美術」「英語」の複合科目の課題だとか
最近の学校は教育方法も色々考えられているんですね~
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使っている素材は主に
髑髏 天秤=樹脂系粘土
ハードカバーブック=ペパクラ
なのですが、よく見ると所々になんか居ますね
ここ
ここ
ここにも
ここにも
ここにも居ます
俯いてスマホをいじる針金人間
みんな周りに大量の本があるにも関わらず、です
可愛いっちゃ可愛いのですが
針金で作ることによって、無機質な感じで魂が抜けたような印象を受けます
中央の髑髏には
天秤が突き刺さっており、紙媒体の本よりもスマホが重要視された状態を表しています
髑髏といえば一般的に「死の象徴」「破滅の象徴」という印象が多いです
まず思い浮かべるのがやはり海賊旗でしょうかね
「早く降伏しないとオマエラもこうなるぞ!」という脅しの意味合いで掲げられ
戦わずして勝てるように獲物を威嚇する目的で使用されていたようです
襲われる方にとっちゃ不吉で、迷惑極まりない意匠ですわな
つまりこの作品は
「先人の記憶、記録としての本を疎かにして目の前の高性能カマボコ板にばっかり注力していると、いずれ足元を掬われて破滅に向かいますよ。ホラもう現に、身近に貴重な情報が詰まった書籍に囲まれているにも関わらず、そこにいる人々は既に針金だけの空虚な状態になってるじゃあーりませんか。」
そういった問題提起をした作品なのね
と、次女に水を向けてみると
「あー、じゃぁそんな感じで・・・」
ちょっ!!テーマ考えて無かったんかい!!
技術とか発想とかはかなりのモノ造り水準に達している次女ですが
どうも文章や言語的なプレゼンテーション能力が著しく欠落しているようでして
もうちょと、こう・・・
自分の作品を、口八丁手八丁、妄想と誇張を交えて話を膨らませて他人に解説出来る能力が備わったらいいのになぁ~
と親バカは思う訳でありますよ
ただこの課題
グループワークとのことでしたので、得意分野を担当
ウチの次女は既に教室内において自他共に認める「モノ造りスト」
おそらくプレゼンテーションは、それが得意なコミュ強がやってくれたことでしょう
まぁいずれにせよ中心に髑髏を持ってくるあたり、中二病のかほりがぷんぷんするわけです・・・・
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一方で
髑髏といえば、上でも挙げたように不吉なものとして捉えられがちですが
仏教においては「無常」を表し、生命の尊さや人間が生きることに意味を持たせる、といった縁起の良いものとして使われることもあるそうです
またメキシコでは「死者の日」と呼ばれる祝祭があって、先祖の髑髏を祭る習慣の名残が現代でも残っていたりします。
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↑この作品はメキシコの「死者の日」をモチーフにした映画だそうですが
ホラー要素はほぼ皆無で、家族愛をテーマにした名作です
特に小学生くらいのお年頃の心に良く響くようで、ウチの三女なすなすがTV放映版にハマってしまって繰り返し鑑賞しておりますww
髑髏だからといって
必ずしもネガティブな意味合いのみで使われている訳では無いんですね
いや確かに、医学的にも生物学的にも進化学的にも考古学的にも宗教学的にも美術的にも魅力的な造形物ではあると常々思ってたんですよ私も、うんうん
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さて現代社会に警鐘を鳴らし、数多くの示唆に富んだこのオブジェ・・・
作った当の本人は、というと
日々、スマホばっか見てます(ノ∀`)アチャー