わかくさモノ造り工房

わかくさモノ造り工房

ペーパークラフトを中心に創る造る作る

99式艦上爆撃機ペパクラ GIFで爆撃・雷撃を解説

MAIN CONTENTSはこちら

f:id:wakajibi2:20171108083520p:plain

 

はじめに

引き続き、ちっちゃいペパクラの紹介をしたいのですが

どうしても似たような画像が続くので

今回は趣向を変えて、第二次大戦時の海上における航空攻撃について語ってみようと思います

 

太古の昔から「海戦」といえば敵の船を沈めるか、戦闘能力を喪失させることが目的となります

長く大砲や白兵突撃が主流でしたが第二次大戦の頃より航空攻撃が主流になっていきました

主に使う兵装は2種類「爆弾」と「魚雷」です

スポンサーリンク

 

 

登場機体と標的艦紹介

せっかくのブログですので、GIFアニメを利用して各種攻撃方法について解説してみましょう

まずは使い慣れたPowerPointで各機体のシルエットを単純化して描きます

f:id:wakajibi2:20171108083152p:plain

99式艦上爆撃機

 

f:id:wakajibi2:20171108083204p:plain

97式艦上攻撃機(爆装)

f:id:wakajibi2:20171108083215p:plain

97式艦上攻撃機(雷装)

 

標的艦役は、サラトガ嬢にお願いしました

艦これ的にはこの美人さん

 (広告)f:id:wakajibi2:20171107203930p:plain艦隊これくしょん -艦これ- 攻略 Wiki*

(広告)

シルエットにするとこうです

f:id:wakajibi2:20171108083235p:plain

純化されたシルエットだけでもご飯3杯はいける程の麗しさ

敵艦とはいえ、ふつくしい・・・(*´Д`)ハァハァ

このドでかい煙突がまたタマラン

日本の空母と違って、何故米空母の煙突がデカイのかは

ここで触れているので興味のある方はご一読下さい

 

 

動画は感覚で作っているので、スケールや飛行機の速度、弾道などは適当です

こんなイメージ くらいで捉えてください

スポンサーリンク

 

 

爆弾その1「水平爆撃」 

まず「爆弾」の使い方のうち「水平爆撃

航空攻撃の初期からあります

単純に上から狙いを付けて落とすだけ

最初期に至ってはこう・・・

操縦席の横に紐で爆弾を吊るして

ナイフで紐を切ることによって投弾するという

なんとも原始的な攻撃方法をだな・・・

 

これは単純ではありますが、第二次大戦期になっても広く使われていた手法です

 

空母に載せられる艦載機では、前回紹介した97艦上攻撃機がこれを担当します

f:id:wakajibi2:20171106173639p:plain

ペーパークラフトの『紙模型工房』 - 航空母艦『赤城』1/350インデックスページ

↑出典はここ

f:id:wakajibi2:20171108083110g:plain

上空から余裕をもって投弾するので比較的安全です

ただし、爆弾が機体から離れたあと、着弾まで時間がかかるので、小回りが利く艦であれば簡単に回避されてしまいます

艦長「回避運動任せる!!ミライ!!」

 

なので編隊飛行の状態から複数の爆弾を「網をかけるよう」に投弾することが多かったようです

どれかが当たればいいだろう、という考え方

97艦攻では500kg爆弾なので当たればダメージは相当デカイ

 

でもなかなか当たらないし効率が悪い

なんとか命中率を上げる方法は無いものか・・・

 

と思って考案されたのが急降下爆撃です

スポンサーリンク

 

 

爆弾その2「急降下爆撃」 

今回の記事の主役

99式艦上爆撃機

略称「99艦爆

「足が可愛いのよ、足が」のアレです

 

では見てみましょう

f:id:wakajibi2:20171105103652p:plain

ペーパークラフトの『紙模型工房』 - 航空母艦『赤城』1/350インデックスページ

↑出典は上と同じね

 

うん

足が可愛い

この機体は飛行時にも足は収納しません、このまま飛び続けます

そして機体下部に抱えているのは250kg爆弾

急降下爆撃に特化した爆撃機です

f:id:wakajibi2:20171108083042g:plain

爆弾の威力は落ちますが、敵艦に目いっぱい近づいて投弾するので命中率は抜群です

敵が回避行動を始めても、それに合わせてある程度修正ができます

その反面敵の対空砲火をモロに喰らうので被弾率も上がります

艦長「右舷弾幕薄いよ! なにやってんの!!」

 

99艦爆の足を収納しないのは、急降下時に速度を上げ過ぎないための抵抗、ブレーキの役割を果たしています

(その分巡航時のロスがもったいない)

なんでブレーキを掛るのか、というと

速すぎると舵が効かなくなるらしいです

 

米軍側の急降下爆撃機主翼のフラップを上下に開くことで抵抗を作っていますが、これも機会があれば紹介したいと思います

 

逆に、この「急降下爆撃」が登場したことによって「ただの爆撃」が「水平爆撃」と呼び分けられた、とも言えます

スポンサーリンク

 

 

魚雷による「雷撃」 

続いて航空魚雷です

魚雷(正式には魚型水雷)そのものは明治期からあったのですが、主に船舶から発射するものでした

第一次大戦前後からこの魚雷を航空機に積み込んで海中に投下する方法が開発されたようです

f:id:wakajibi2:20171108124645g:plain

自分で作っておいてなんですが、海中への「ポチャン」エフェクトがお気に入り

可愛いっしょ?

 

対空砲火を避けるために、できるだけ低空を飛びます

魚雷は投下されて海中に入った後、いったん沈むのである程度距離をとります

敵艦の予測進路上に向かうよう魚雷を投下します

あとは敵艦に体当たりするつもりで低空を進み、直前で上昇、旋回、スタコラサッサ

これも担当は97艦攻です

魚雷は爆弾と違って、敵艦に当たったら水線下の船腹にガッツリ大穴を空けてしまうので撃沈の可能性が高まります

艦長「ホワイトベースが・・・沈む・・・」

(いやー、ミリタリーネタとガンダムネタの親和性の高いことwww)

 

ミッドウェイ海戦では敵艦を沈めようとこの魚雷換装にこだわったばっかりに・・・

これは話が長くなるので別の機会でww

 

 

まとめと次回予告

ここ最近の記事で 97式艦上攻撃機 99式艦上爆撃機 を紹介しました

97→水平爆撃 雷撃

99→急降下爆撃

と覚えておけばほぼ間違いないでしょう

 

お待たせいたしました (`・ω・´)シャキーン

次回からゼロの紹介に移ります

 

はてブの紹介とお礼

id:kurashi-xさん id:Ayako28さん  id:tekuteku_michikusaさん  id:papapapa330さん id:sufuretanさん id:LukasDecemberさん  id:sasasan3さん  id:tocotocokumachanさん id:pixtさん id:yoshimarufpさん id:yuru-ppoさん id:hinapixさん id:nisisinjukuさん id:reasongomainstreamさん id:kotobapoemさん

「ちっちゃい」テーマに沿った各種リアクションありがとうございます^^

怒涛のIDコール御礼www

何度も言うようですが

papermodel.jp

この方の設計が良くできているからなのです!

まだまだ小さくなりますので卒倒しないようにww

 

id:yotakassさん

f:id:wakajibi2:20171108155525p:plain

ですよねー 「艦これ」はこの時代に興味を持つにあたって、きっかけ、導入として最適だと思います。

私はもうちょっと昔に「提督の決断」で知識を得ましたww

 

id:noznoさん

f:id:wakajibi2:20171108155759p:plain

ゼロとの違いは「足の有無」「爆弾、魚雷の有無」です。他にもあるのですが順番に覚えて行きましょう(`・ω・´)キリッ

 

id:snk55puwtnuさん

f:id:wakajibi2:20171108165349p:plain

記事のコメントでid:cuLoさんから教えて頂いたのですが、現在はプロペラの回転軸をエンジンごと3°右に傾けるそうです Σ(゚Д ゚)マジデ!?

エンジン4基ついてるUS2の話ですが・・・

 

他の方もはてブありがとうございました

 

MAIN CONTENTSはこちら

シリーズ過去記事はこちら


ペーパークラフト・文具ランキング