正月休みで実家に戻っております
かの有名なうどん県
ええ、そうなんですうどん県なんです
うどんしかないんです
でも今回の主題はうどんではありません
おせち料理です
実家に帰った時には、特に疑問も無く
こういうもんだ
っていう感覚で食べていましたが・・・
くっそ、ピンボケしてた・・・orz
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ちょっと以下の記事が気になりまして
記事ではキャラクターもののおせちや
日本一背の高いおせちなど
いわゆる「イロモノ」のおせち料理を取り上げて
楽しめるおせち料理が増えてきた一方「伝統の軽視」「風情が無い」という意見も取り上げています
んで
おせち料理の伝統
とはいかなるものか?と疑問が沸きましたので、ちょっと調べてみました
wikiを見てみると
御節料理(おせちりょうり)は、節会や節句に作られる料理。節日のうち最も重要なのが正月であることから、正月料理(しょうがつりょうり)を指すようになった。単におせちともいう。御節料理 - Wiipediaより
古代中華の五節供の行事に由来し、すでに奈良時代には宮中で催されていたようで、お供え物の「お下がりをいただく」のが起源
その後一般庶民がならって広まったと考えられています
江戸時代になると五節供のうち最も重要な正月の料理を主におせち料理と呼ぶようになり、武家の作法などと融合し現在の形になっていったそうです
料理の内容は基本的に黒豆、数の子は鉄板のようですね
これに
田作り(小魚の佃煮)
たたきごぼう(酢ごぼう)
紅白かまぼこ
伊達巻き
搗ち栗(くりきんとん)
あとは
魚(または海老)の焼き物
酢の物
昆布巻き、煮物
などですが、料理の内容や盛り付け方も地方によってバラエティは豊富です
上の記事内でも重箱への盛り付けが一般的であるとしつつも、大皿に盛り付ける例があったり
料理のテンプレートを無視した山菜を煮た簡素なおせち料理が紹介されています
(リンクで貼った写真がその山菜おせちだろうか・・・)
なお、現代では食材の保存技術が向上したため、寿司、刺身、オードブルをはじめ中華料理、西洋料理など多種多様な料理が登場しています
また自宅で作るのではなく、百貨店、料亭、インターネット販売など購入によるおせち料理も普及しており、この辺が議論を呼んでいるようです
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以上の基本事項を踏まえたうえで
我が家のおせち料理を細かく見ていきましょう
まずは鉄板の黒豆
丹波黒豆を実家で煮込んだ自作です
金箔は見栄えをよくするようにケーキ材料店で購入したとか
数年前からチビチビ使っていましたが、今年ついに枯渇しました
黒く日焼けするほどマメに働けるように、と邪気を払い無病息災を祈るものです
続いて数の子
ちょっと醤油を吸い過ぎて塩味が強くなり過ぎた一品ww
卵の数が多いから、子宝に恵まれ子孫繁栄するようにという意味合い
伊達巻き
はんぺんを混ぜ込んだ自作です
形が巻物に似ているから、学問成就などの願いが込められています
田作り(カタクチイワシの佃煮)
昆布巻き(中身は鮭)
カタクチイワシは五万米(ごまめ)とも言われ、田作りの名と相まって五穀豊穣を祈念する縁起物
昆布巻きは「よろこぶ」の語呂合わせと、伊達巻きと同じで学問成就
栗きんとん
通常のサツマ芋とムラサキ芋で甘栗を包み込んだ二色構成
これは年末に帰ってきてすぐにウチの子供らが形作りました
今回のモノ造り要素はここだけですww
搗ち栗(かちぐり)とも呼ばれ「勝ち」に通じること、また色合いから金運が良くなるとか(あれ、ムラサキ芋ェ・・・)
酢の物
白カブと赤カブの千枚漬け
酢レンコン
めでたい紅白と、レンコンは目が良くなる、将来の見通しが良くなるという縁起かつぎ
紅白かまぼこ
「日の出」と呼ばれる切り方ですね
このほか「手綱」「薔薇」「ウサギ」「孔雀」など様々な切り方があります
来年はこの辺りをマスターし、ブログネタにできそうwww
形が初日の出を表しており正月向け 紅白で縁起が良い
赤は魔除け、白は清浄を表しているとか
煮物
ニンジン、ごぼう、椎茸、南京豆(ピーナッツ)を煮込んでいます
焼き魚は省略、とのことですが・・・
鯛なら「めでたい」、ブリなら「出世魚」、海老なら「長寿」を意味するとのことです
ま、伝統であることは否定しませんが
後付け設定ですよね、全部
「こいつぁ春から縁起がいい!!」ってなもんで
語呂合わせだろうがこじつけだろうが、なんでもありですよ
上に挙げた料理はすべて自作(私の母)でございます
こうやって見るとテンプレートに従ったいわゆる伝統的、古典的なおせち料理のようで正直(´▽`) ホッ、としております
ただ・・・
昔は私もそうだったんですが
全般的に子ども達の嗜好には合いません
実家では、これら食材の他に普段と同じような料理も用意されていました
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では
伝統的なおせち料理 と そうでないおせち料理は何が違うのでしょうか
おせち料理の風習が始まったのが奈良時代だとしても、それぞれの料理は後世に付け足していった訳で
各時代や地方によっても異なるでしょう
これらを分ける境界線は無い
というのが私の結論ですね
「テンプレートはこんな感じ」という認識を持ちつつ
それぞれの品の意味合いを認識しつつ
地方、時代、家庭の事情、子供の嗜好などを考慮して
(購入の場合は企業の思惑も・・・)
黒豆、数の子、煮物、佃煮、酢の物、焼き魚
この辺りの鉄板メニューのうちいくつか揃っていれば
あとは日本人特有の
なんでもあり
の精神で、中華だろうがイタリアンだろうがフレンチだろうが
なんならインスタントでもブッ込んでいいんじゃないでしょうか?
みんなが正月にワイワイ食卓を囲みつつ
「おせちとはこういうものだよ」「この料理の意味は・・・」「エビチリの海老は長寿ではないのかぁ!!」「インスタントはおせちに含まれません (`・ω・´)キリッ」
うんカオスだww
上の記事でも「伝統的じゃない」「精神が受け継がれていない」「インスタ映えありき」と散々ディスった後に
「わが家で、せめて一品は手作りのおせち料理を用意して家族でいただく、というのがよさそうだ」
と締めくくっています
なんだ、言ってること同じじゃんww
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最後に
上の記事にある「インスタ映えを意識しすぎ」の風潮について、特に肯定的でも否定的でも無いのですが
元々正月をお祝いする、いわゆる「ハレ」の料理です SNS映えするに決まってるじゃないですか!!
紅白かまぼこの例を挙げるまでもなく、色とりどりの料理や器を使って
我が家ではこんな見映えのするおせちを!
ウチの地元ではこんなユニークなおせちが!
って自慢するのもアリじゃないでしょうか?
ただ
おせちに限らず
自分、または周囲の人で食べきれる範囲の分量にして欲しいと切に願います
もったいないので・・・
次回は
お気づきの方もいらっしゃるかも知れません
一番上の画像のうち、言及されていないアレ
そう、最近知名度の上がってきたアレ
うどん県にのみ存在するというアレ
タブーに触れてみようと思いますwww
乞うご期待