あのね、橋とかブリッジってさー
これじゃん?
第二次大戦時の戦艦とかに興味を持ち始めた頃って
艦橋 とか ブリッジ っていう呼び名に
すっごい違和感があった訳ですよ
ちょっと見てみましょうか
スレッガー「やれやれ 棺桶に入ったままお陀仏かよ。ブリッジ!!コアブースター出らんないの?」
ブライト「ガンダムをセイラと代われ。第二ブリッジの敵をガンダムで撃退する!」
アムロ「どうやって?」
ブライト「ブリッジを壊していい!」
どう見ても「橋」とか「ブリッジ」のイメージじゃ無いですよね
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続きまして「戦艦大和」さん
そして変態艦橋(褒め言葉)で名高い「戦艦扶桑」さん
これもう「ブリッジ」というより「タワー」だよぉぉぉぉぉぅい!
あと「宇宙戦艦ヤマト」ですが
特に 第三艦橋に至ってはもうね・・・
各方面で事あるごとにネタにされるそうですがww
長い間この「ブリッジっぽくないブリッジ」の違和感は放置されたままでした
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ところがさらにマニアック度合いを深め、戦艦の歴史を辿っていくと、ある時突然違和感が氷解します
「戦艦三笠」さん
さらにちょっとだけ時代を遡って
防護巡洋艦『吉野型』 Yoshino class Protected-cruiser. : MONOCHROME SPECTERより
おおっ! これこれ!! これなら納得の「ブリッジ」感!!
まさに艦の橋 「艦橋」
元々はこういう構造物(露天艦橋というらしい)から名前が付いたもので
この用途の構造物は、軍艦の発展に伴って
どんどん どんどん どんどん
上へ、上へと追いやられていきましたとサ
特に長距離砲撃を行う第二次大戦期の戦艦は測距・着弾観測のため、遠方を視認する必要がありました
「檣楼」の出来るだけ上の方に設置されるようになった、というわけなんです
だから上のようにタワー(檣楼)型艦橋 と言ってもあながち間違いではない
(正式名称ではないのでご注意を。「パゴタマスト」という表現はある。)
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さて、本題です(前振りだけで、既に記事の2/3以上消化ww)
現在製作中の帆船 「日本丸」ペーパーモデルアート
どんな艦橋(ブリッジ)かといいますと
こんな感じですね
2階建ての建屋的な構造物に付属する感じで、2層ブリッジとなっております
船の前方の構造物をボチボチ取り付けていっています
さて最後にバウスプリットですが
この舳先のポールがバウスプリット
以前紹介した最新型ヨット「NACRA17」でいうと
この部分に当たります
全長の半分近くの長さを持つバウスプリットってどうよ・・・
時代の流れとはいえ恐ろしい・・・(*´Д`)
これから林立してくるマスト群をフォアステイというワイヤーで支える(前方に引っ張る)役目があります
おそらく将来的に必要になると思われる作業のために万能糸でループを作っておきます
実際は作業が進まないとコレが本当に役に立つかどうかは分かりませんww
次回は上甲板にコマゴマとしたパーツをチマチマとくっつけて行く作業
次の記事はこちら
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前回までのはてブとお礼
船首形状進化論 帆船「日本丸」ペーパーモデルアート 番外編 より
米国の造船学者D.W.テーラーという方が1911年に考案したそうです
ただ当時は速度がコロコロ変わる軍艦には不向きであると考えられていました
日本の造船技師が偉いのはバルバスバウの理論を机上から実用化に漕ぎつけたところにあると言われています
戦艦大和では、実際に8パーセントの省エネ効果があったとかなかったとか・・・
id:mata1さん
カティ・サーク人気ですよねー
人によってはまず「お酒」を連想するんですね
確かに、検索するときに「帆船」を一緒に入れないと、お酒のサイトが上位に来るという仕様ww
この他にもたくさんのはてブ、コメント下さった皆様、ありがとうございました(*'ω'*)