皆さんは「セルフハンディキャップ現象」をご存じだろうか?
知らないはずは無いんだ
いや・・・
もう少し正確に言おう
自らが「セルフハンディキャップ現象」に陥ったことがある
または他人が「セルフハンディキャップ現象」に陥った状態を目の当たりにする、聞いたことがある
これらを合わせると、まず経験者100%と言っても過言ではないだろう
そう、あれだ!!
試験前や受験前、どうしても勉強しなければいけない状況であるにも関わらず、部屋の掃除をしてしまったり
勉強とは全く関係ないことを始めてしまう
というあの現象
今、記事を読んでいるすべての人に思い当たる節があるはずだ ふっふっふ・・・
今回は
この「セルフハンディキャップ現象」
類似の表現に直すといわゆる「現実逃避」
こうした現象がきっかけで次々と新たな創作物が登場したお話です
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(´-`).。oO(---ここから回想---)
あれは数日前のことだった
定期試験を目前に控えた次女の部屋を訪れてみたところ
父「ちょっ!お前!! 試験勉強してたんじゃねーのか?」
次女「いや・・・まぁ・・・」
その時机の上に転がっていたものは
父「なんだ?これ」
次女「うーん・・・木馬?」
父「うん、木馬だな・・・いやいやいやいや、これの名称を聞いているのではなくて、だな・・・」
(一般的には木馬、ロッキングチェア、ロッキングホースと称するらしい)
次女「えっ?」
父「えっ?? 試験勉強は?」
次女「今からやろうと思ってた」
テンプレ回答かよ・・・orz
つーか、まだ始めてもいなかったのかよ・・・orz
そうなんです
上で解説した「セルフハンディキャップ現象」「現実逃避」が作り上げた木馬さん
以前紙バンド工作で使用した「余りもの」を・・・
切ったり、バラしたり、曲げたり、貼り付けたり、つなげたり
おおよそ本来の使用方法とはかけ離れた製作手法でミニチュア木馬さんを作り上げていたのです
なまじ工作能力があるばっかりに、ただの手慰みレベルでこの作品、もうね・・・
言葉も出ませんわ・・・
だが、紙バンドクラフトの新しい形として、アイデアは悪くない
あと、はてな界隈で紙バンドといえば
id:nonishiさんが御専門ですねー
とまぁ普段であればここで呆れて終了、となるところですが・・・
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うん?待てよ
そういえば昔
(´-`).。oO((´-`).。oO(---ここからさらに回想---))
あれは私が大学受験に向けて勉強をしていた時
すぐに行き詰って意識が他所に飛んでしまっていました
そこでふと目に留まったのが
割りばし と 切り出しナイフ
(以下脳内妄想)
今の次女と同じような事をしていた過去を思い出してしまいました
ほんの5cm程度の簡単な形の帆船だったと記憶しています
完成した「割り箸帆船」
写真でも残っていればお披露目したいところではありますが、かれこれ30年ほど前の出来事
実家にももう残ってないだろうなぁ
(´-`).。oO(---回想終了---)
このとき私は、正直なところ帆船「日本丸」の製作に倦んでいた
船体、艦橋、上部構造物、救命ボート(カッター)と
順調に進んでいたペーパーモデルアート
無数のマスト、ヤード、ブームの製作(単純作業の連続)に移行した途端、作業スピードが目に見えて遅くなって来ていたのだ
あー、あとブログ書くのもめんどくせー(*´Д`)
そう自分自身も「現実逃避」、「セルフハンディキャップ現象」 を惹起する条件は揃っていたのだ
そんな折、次女の現実逃避作品を眺めながら、過去の思い出に浸っていた私に
福音とも言うべき閃きが!!
(脳内妄想再開)
この紙バンドの方法を使って、また作ればいいじゃまいか!! 帆船を!!
ずどーん!!
はい、製作時間はものの小一時間
設計図などは一切ありません
すべてフィーリングですww
船体は紙バンドを適度な大きさに切って積層しています
マストは紙バンドを構成している個々のこより?紙を捩って固めた紐状のもの?
これらを1本1本バラして利用しています
過去に作った作品の記憶と大昔から見慣れた帆船のイメージを元に作り上げました
↑以前の記事でも書きましたが、わたくしPCゲーム「大航海時代」シリーズが大好きで
この時代の最もメジャーな船種の1つ
キャラック型の帆船をイメージしています
しかし、ここまでだと30年前に作った「割り箸帆船」とそう変わりありません
全く進歩していない、ということになるのも癪なので
せっかく加工しやすい紙バンド
セイルも付けちゃって完成度の高い作品に仕上げてみました
それがコレ
かつてコロンブスが新大陸を目指した際に搭乗していた
サンタマリア号
をイメージしたセイルデザインにしてみましたが・・・
意匠登録的に不味いかもしれないww
しかしながら結構な完成度!!
ここで、よこしまな感情がムクムクと沸き上がってきます
これ商品化出来るんじゃね?
でも置物としては需要は少なそうだな・・・
これでどうだ!!
メインマストの先をループ状に丸めて、ボンドで固めます
我々の世代でいうところの「キーホルダー」
今風?にいうと「バッグチャーム」
タイプの作品に仕上げてみました
セイルの紋章デザインも あざとくハートマークに
これで正真正銘のオリジナル商品になりました
見た目の印象よりは、かなり頑丈です
例えばテーブルの上からうっかり床に落としても壊れないレベルの強さ
が、やはりそこは紙
強い力を与えると簡単に壊れてしまいます
↓ご購入はこちらから (現状 在庫1ですがwww)
あとは商品化が軌道に乗った時のために改めて設計図(のようなもの)を作ります
順序が逆のような気がしますがキニシナイ
これで量産化もOK
メデタシ メデタシ
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・・・と、思わせておいてー
さらに今回はこれでも終わりません
これら紙バンド帆船を見た三女(ハンドルネーム:なすなす)が
真似をして船を作り始めました
それがコレ
お、おう
いわゆるウォーターラインモデル
1本マストなんで「帆船」というよりは「帆掛け船」って感じだな
ビーズやら星やら花を付けて女の子用にカスタマイズされております
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さらにさらに続きます
今回の記事の発端になった次女(ハンドルネーム:KOHAKU(仮))
木馬だけでは飽き足らず・・・
定期試験が終わった後、三女に対抗して新たな作品を作り始めます
おお、こりゃまた立派な
うーん、たぶん・・・ガレオン船・・・かな~
これは「試作品」扱い、だそうです
次女も結構な帆船好きなので、今後の発展版に期待です
ふとしたきっかけで始まったモノ造り
あれやこれやで増幅され、創作競争に発展!
一見ムダと思われがちな「セルフハンディキャップ現象」
思わぬところで役に立ってしまった というお話でした
なお次女の定期試験の結果は、お察しのとおり・・・orz