只今、当ブログのメインコンテンツの一つ
うみのこ(2代目)ペーパークラフトの作り方記事を連載しています
これまでの流れはこちら
展開図のダウンロードはこちら
前回までで、船体は出来上がりました
ここから1階構造物を作っていきます
管理室
まず1階前方 管理室
まずは四隅の側面をのりしろで固定します
この段階ではパーツはちょっとした力で捻れてしまいます
このように宙に浮かしたまま作業に没頭すると歪んだまま固めてしまうことになりかねません
きちんと平面台の上で作業を進めるよう心がけましょう
このパーツは天井にあたる部分が大きく抜けています
のりしろの両端同士、重なる部分ををボンドで固定します
このタイプのパーツが今後いくつか出てきますので、分かりやすいように名前を付けておきます
形状が囲炉裏の縁によく似ているので 炉縁留めと名付けました
この命名は・・・ネーミングセンスの無い私としてはかなり雅でナイスな部類に入るのではないかと自画自賛
決して「特定の性癖を指す隠語」を元に作った造語ではありませんので、変な詮索はしないように!
船体に対してど真ん中にくるように、このパーツを貼り付けます
これ両端が少し余ります(船体より僅かに幅が狭い)
お分かり頂けるだろうか?
テクスチャで言うと、左右とも木目1本分くらい余るのです
片方だけたくさん余ることがないよう慎重に取り付けてください
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食堂
次に1階後方 食堂です
先ほどと同じように四隅の側面をまず固定した後
炉縁留めで天井部分を固定します
これもパーツが捻じれないよう、平面の作業台の上で組み立ててください
船体に取り付けます
先ほどの管理室にぴったりくっつくよう、前方に押し付けながら固定してください
これらの作業で甲板中央がちょっとヘコむことがありますがあとで矯正しますので気にしないように
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手摺り(後方)
手摺りというか安全柵というか・・・
作業自体は単純なのですが、これから何回も出てきてメンドクサイです
早いうちに慣れておいてください
まず短い手摺りからです これは船体の後端に接着
切り出す際に、あえてのりしろ(茶色の部分)の余白は残しておいて下さい
何故かというと・・・
長いのりしろを折り曲げる際に作業がしやすくなります
これはまだ短い方ですが、後ですんげぇ長いのりしろが控えています
ココを綺麗に折っておくと、手摺りの歪み、捻じれ、波打ちが少なくなります
手摺りの柄の部分はお互い貼り合わせて下さい
そのあとのりしろの余白は切り落とします
相方が居ない部分はカールさせておいて下さい
これを船体の最後部に貼り付けます
さて、お気づきだろうか?
ここまでは船体の中心軸での作業がメインだったことに
次は両舷の作業に移ります
・・・が
フルハルモデルでは船底が丸くなっており、舷側の作業中に船がコケそうになります
ですので
ここで船台!!
を作ることを推奨いたします
ウォーターライン版では特に必要のない工程です 下の方の手摺(両舷)に進みましょう
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船台
船台はこの記事を書きながら同時進行で作りましたので、既存の展開図に編入するスペースがありません
今後「アドヴァンスドパーツ」として予定している展開図の方に付けておきます
船台は組み立てやすいよう、極力単純な形状にしました
特に中心部の断面は単純な長方形にしています
まず折り癖をしっかり付けて・・・
のりしろを貼りつけた瞬間
一旦潰して押さえ付けてください
こうするとのりしろがしっかり固定されるのと、パーツの歪み、捻じれが少なくなります
この手法、またあとでも出てきますのでここで練習しておいてください
名付けるなら・・・
潰し貼り
・・・まんまやな
次いで、左右とも外側→内側に向かって固定していきます
これも平らな作業台の上で組み立ててください
一番内側は、少々ズレても船底がハマり込むので見えなくなります
仮留めで着脱できるようにしておいてもいいですが、今後の作業を考えると船底にボンドでガッチリ固めておくことをオススメします
さて・・・
前回問題になっていた船底のズレ・隙間
船首・船底・船尾パーツのうち、船底エリアはすべて断面図が同じ形状なので、船台はどこに設置してもOKですが・・・
どこにズレ・隙間があるって??
んん?? 言ってみー
船台サマサマ
このように船底パーツの前後端に合わせて船台を接着すると今までの作業ミスを帳消しにすることが出来るのです
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手摺り(両舷)
長~い手摺りです
両舷に取り付けます
作業内容は最後尾の手摺りと同じなのですが、パーツが細長いので歪み、ズレなどに注意して下さい
前方は管理室の後端に合わせて下さい
甲板とは接着しますが、管理室とは接触しません
わずかにスキマが出来ます
仕様です
手摺りの端っこで、裏側が余白の部分はここで貼り合わせます
多少のズレはここで補正してね
ばっちりキマるとこんな感じになります
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1階後部階段
画像のように蓋を閉める感じで最後に底を閉じて下さい
階段を船体後部に貼り付ける際、順番に注意
まずは底だけ貼り付けます
いつもより長い時間をかけてしっかり固まるまで待ちましょう
なぜなら、ここで甲板のへこみを矯正します
十分に階段の底が固まったら
歪んだ甲板を、階段パーツで持ち上げて食堂パーツに貼り付けます
階段と食堂の隙間が狭くてボンドが付けにくい場合は、爪楊枝や千枚通しなど先の細いもので届く範囲だけでも塗ってください
この手法は、名付けて
吊り上げ固定
とでもしておきましょう
階段手摺りを付けていきます
対称になっている絵柄を貼り合わせたあと、切り出してください
最初にテクスチャを描いた時には上下を設定していた気がしますが・・・見た目変わらん orz
上下どちらでもOKです
のりしろは無いので、階段の一番端に断面接着してください
倒れない程度に固定されていればOK
2階で改めて固定しますので
次回は2階の宿泊室です
次の記事(その5)はこちら
<シリーズ>うみのこ ペーパークラフト(滋賀県 フローティングスクール)+製作軌跡 - わかくさモノ造り工房