わかくさモノ造り工房

わかくさモノ造り工房

ペーパークラフトを中心に創る造る作る

宿泊室と2階後甲板 うみのこ(2代目)を作ろう その5

MAIN CONTENTSはこちら

 

只今、当ブログのメインコンテンツの一つ

うみのこ(2代目)ペーパークラフトの作り方記事を連載しています

 

これまでの流れはこちら

 

展開図のダウンロードはこちら

 

読み物としても、そこそこ面白いと思うので(著者の個人的感想)徐々に出来上がって行く うみのこ(2代目) をお楽しみ下さい

 

 

構造壁

2階宿泊室の内部構造となる壁を作ります

f:id:wakajibi2:20191218173754p:plain

パーツ自体は極めて単純な形であるにも関わらず、かなりの精度を要求されます

その代わり、キッチリ作っておくと、今までの船のズレや歪みを一旦リセット!

 

とは行かないまでも、ある程度誤魔化せます

 

まず一番長いのりしろにボンドを付けて

f:id:wakajibi2:20191213102453j:plain

潰し貼り!!

f:id:wakajibi2:20191213104057p:plain

ボンドが乾かない間に左右(前後?)にスイングしながらのりしろを押さえつけると断面が綺麗な長方形になります

紙の疲労で折り目が少々グズグズになっても大丈夫

次の作業で固定出来ます

 

このあと両端の蓋を閉じるのですが

f:id:wakajibi2:20191213102528j:plain

これも平面な作業台の上で留めてください

 

良い例と悪い例を示します

f:id:wakajibi2:20191213102540p:plain

左が捻じれの無い「良い状態」

右はワザと悪い例を作ってみました

あらゆる方向からのぞき込んで、捻じれ、歪みなどが無いか確認してください

 

上手にできると

f:id:wakajibi2:20191213102553j:plain

ほら、リアルで建材のよう

スポンサーリンク

 

 

取り付けポイント

ここからも慎重な作業が続きます

船体に貼り付ける際の揃えるべきポイントを示します

まず前端

f:id:wakajibi2:20191213102608p:plain

職員室の前端に合わせます

後ろは気にしなくていいです

 

次に外側

これは職員室に合わせてはいけません

f:id:wakajibi2:20191213102621p:plain

船体の舷側に合わせてください、後方も同じです

つまり画像のように構造壁→手摺→舷側が一直線に並ぶようにします

職員室はわずかに内側に凹んだ状態になります

 

側面やや上から撮影した画像です

f:id:wakajibi2:20191213102637p:plain

2つの構造壁が平行になるように、かつ上端がキッチリ揃っている状態

水平にならない時は、船体との間に紙片を挟んだりして上手に誤魔化してください

 

しっかりと位置が確認出来たら、いつもより多めにボンドを付けて、固まるまでのヌルヌルの間に微調整をしてください

手早くね(はぁと)

ここはあとから化粧板的な外壁パーツで覆いますので少々ボンドが漏れてもあまり目立ちません

スポンサーリンク

 

 

 

2階後甲板

次に2階の後甲板を作ります

このテのパーツは作業の順番が非常に重要になってきます

よく読んで頂いて、手順を確認してください

 

まずテキストで簡単に説明すると

①大まかに切り出す

②ボールペン(インクなし)で折り筋を付ける

③階段部分の処理

余白を残してさらに切る

必要な部位を折り曲げる

⑥一旦戻す

⑦余白をすべて切り取る

⑧ボンドで固定し形を整える

⑨本体に貼り付ける

 

はい、よく分かんないですよね

次は画像付きで説明します

 

①省略

②ボールペン(インクなし)で折り筋を付ける

f:id:wakajibi2:20191218094914j:plain
f:id:wakajibi2:20191218094917j:plain

水色の線が折り筋を付ける部位

赤線は1階からの階段が通る場所です

角の丸い部分は非常に細かいので、印刷前に画像を拡大して折り線切り込み線をよく確認しておいてください

 

③階段部分の処理

f:id:wakajibi2:20191218095241j:plain
f:id:wakajibi2:20191218095238j:plain

パーツを裏返しています、折り線でしっかり山折りにして、切り込みを入れた部分を持ち上げてください

中央寄りの一部を残して、色の薄い部分は切り取ります

 

余白を残してさらに切る

f:id:wakajibi2:20191218095613j:plain

これは甲板縁の細長い部分を折りやすくするためです

 

必要な部位を折り曲げる

f:id:wakajibi2:20191218100300j:plain

しっかり折り目を付けておいてください

 

⑥一旦戻す

ほぼ平面になるまで一旦折り目を戻してください次の余白処理がしやすくなります

⑦余白をすべて切り取る

残しておいた余白を丁寧に切り取りましょう

 

⑧ボンドで固定し形を整える

f:id:wakajibi2:20191218100519j:plain

角の小さいのりしろにボンドを付けて、丸みが出るよう形を整えてください

 

⑨本体に貼り付ける

f:id:wakajibi2:20191218100654j:plain
f:id:wakajibi2:20191218100652j:plain

前方の構造壁にピッタリくっつくように

尚且つ船体に対し中央に来るよう貼りつけます 左右にズレないよう注意

1階階段の手摺りが干渉するようであれば甲板の穴の部分に切り込みを追加して上手くハマるように調整して下さい

側面でぴらぴらしてる部位は1階の手摺りにべっちゃり貼り付けるのですが

ここで甲板両縁の高さを調節することが出来ます

歪み、傾きがある場合は、ある程度帳尻を合わすことが出来ます

 

 

それにしても・・・

(´-`).。oO(甲板貼る時にボンド付けすぎた ふやけたわぁ・・・テヘペロ

画像は甲板を貼りつけた直後で、表面がめっちゃ波打ってますが

ボンドが固化したら、ちょっとはマシになりますし・・・

例のごとく後で矯正するのでご心配なく

スポンサーリンク

 

 

 

今回の甲板パーツ処理

まだ序の口です

言ってしまえば後に来たるべき巨大パーツに備えた練習と考えてください

面倒であることは重々承知の上ですが、これによって甲板の厚みを表現することができ、全体の立体感がUPします

次に作る煙路と相まって、完成時に後ろから覗き込んだ際、そこそこ目立つ部位ですので丁寧に作っていきましょう

 

 

次の記事(番外編)はこちら

次の記事(その6)はこちら

 

 

MAIN CONTENTSはこちら

<シリーズ> うみのこを作ろう - わかくさモノ造り工房

<シリーズ>うみのこ ペーパークラフト(滋賀県 フローティングスクール)+製作軌跡 - わかくさモノ造り工房

<シリーズ>新うみのこ ペーパークラフト - わかくさモノ造り工房

<シリーズ>親バカここに極まれり - わかくさモノ造り工房

にほんブログ村 ハンドメイドブログ ペーパークラフトへ
にほんブログ村


ペーパークラフト・文具ランキング