季節柄、インフルエンザウイルス感染が流行しております
皆様におかれましては、お元気に過ごされていらっしゃるでしょうか?
特にアメリカでのインフルエンザウイルス感染は
例年よりも罹患数、死亡数共に多くなっていると聞いています。
2020年2月前半の時点で
・感染者2000万~3000万人(推定)
・死亡者12000人~30000人(推定)
とまあビックリするような数字が出てきています
これ、推定なんですよね
ご存じの方も多いかと思いますが、アメリカでは最先端の医療技術を持っています。
ところが日本のように国民皆保険のようなものは無く、貧困層には医療が十分に行き届いていないのが現状です(基本的になんでも自己責任のお国柄)
体調が悪くなっても病院にかかれないまま、自宅安静で悪化していく事例も多い
このため本当にインフルエンザに罹ったのか?本当に死亡原因はインフルエンザウイルスなのか?がよく分からないようです
一説によると、昨今世間を騒がせている新型コロナウイルスによる罹患・死亡例も含まれてるんじゃね?という可能性も示唆されていますが、なかなか実態を掴むのは難しいみたいですね
さて、海を隔てた大陸の大国ではその新型コロナウイルスが未だに猛威を奮っていますが、グローバル社会の荒波にもまれる日本でも対岸の火事というわけにも・・・ねぇ
ココを掘り下げると、いろいろ面倒なことになりそうなので
今回は目線を変えてサラッと雑談をば・・・
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医療関係の記事や掲示板投稿を読んでいると、たまに見かけるこの単語
「対処療法(たいしょりょうほう)」
まぁ意味はなんとなく推察できますよね。病気になっていろいろ症状が出てくるのでそれに対処していく・・・的な
でも実はこの単語
正式なものではありません
同様の意味を持つ単語で正確には
「対症療法(たいしょうりょうほう)」
という言葉があります
一個一個の文字の意味を辿って行くと
「症」状に「対」してのみ行う療法で、病気の原因そのものを取り除くものでは無い
というものです
別名「姑息的治療」
・・・むむ、個人的にはあまり印象の良い言葉ではありません
なんか「何にもしない」「その場しのぎ」「臭いものに蓋」とか「表に出てなけりゃなんでもいい」といったネガティブな語感になってしまいます
しかも姑(しゅうとめ)の息(いき)的って表現もいかがなものか、と(*´Д`)
本来「対症療法」とは、まず第一に患者に悪影響を及ぼす症状を抑えておいて、その間に自然治癒力(ホメオスタシスで検索)を高め治癒を促進する、といった前向きな意味合いを含んだ言葉なんです
例えば
高熱が出て全身がだるい、頭痛がする、咳が酷いといった症状によって眠れない → 体が休まらず病原体排除に必要な体力が維持できない
これに対して過剰な発熱、頭痛、咳などの症状を抑えてゆっくり休めるようにするのが目的です
そもそも風邪症候群に限って言えば、直接効く薬はありませんからね、「対症療法」しか方法が無いのです
「対症療法」の対義語としては「原因治療」とか「根本的治療」などがあります
これらは字面からイメージが掴みやすいですよね
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とまぁ偉そうに講釈を垂れてみましたが
ワタクシ言語学者ではありませんし、このような誤用を躍起になって正すような立場でもありません
言葉は時代によって変化して行くものです
過去の例を見ても
「新しい」が「あらたしい」→「あたらしい」になったり
「独擅場(どくせんじょう)」→「独壇場(どくだんじょう)」になったり
「心太」が「こころぶと」→「ところてん」になったり
まぁ面白いっちゃあ面白いww
しかもこの2つの言葉
「たいしょりょうほう」と「たいしょうりょうほう」
ご覧のように平仮名で書いても、あまり差がありません
また口語の場合も、しっかり聞き取らないとどっちか分かりません
ここまで一般的な使用頻度が上がってしまうと
将来的に「対症療法」「対処療法」どちらでもOKみたいになるかも知れませんね
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さて皆さま、風邪症候群、インフルエンザ、新型コロナに備えましょう!
まずは手洗いが大切です。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などにこまめに石鹸やアルコール消毒液などで手を洗いましょう by厚生労働省
あとは美味いモン食って、睡眠やでぇ