ここまで、あれやこれやと作ってきた護衛艦いずも、と艦載機
このために作ってきた!と言っても過言ではありません
以前お話したように、いずも型護衛艦は改修が予定されています
現在はヘリコプター搭載護衛艦として活用していますが、改修によりF-35B多用途戦闘機が運用出来るようになるのです
米軍ではすでに
1.陸上基地からのF-35A
2.強襲揚陸艦からのF-35B
3.正規空母からのF-35C
が運用されています
今回は2.の方式の動画を参考に、「護衛艦いずも」艦上での運用を想像して動画に仕上げてみました
まずはF-35Bの垂直着陸機構を利用した着艦の動画
一般的な空母のように、飛行甲板の後端から甲板直上へ進入する方法とは異なります
飛行甲板の左外側縁よりもさらに外側の海面上を、船の進行方向に平行に進んで来ます
着艦ラインまで進んだら、次は船の進行方向に対し垂直にスライドします
(機体は正面を向いたまま横滑り、この姿勢制御が凄い)
なぜ最初から飛行甲板上に進入しないのか?というと
他の場所に機体や整備員がいるかもしれないからです
真上を通ったらジェット噴流でエラいことになる
逆に言うと、他の場所を他の機体が占拠していても、空いている場所に着艦できるということでしょうね
凄いぜ!垂直着陸
で、着艦地点に来たら、ゆっくり降下
着艦を確認後、エンジンノズルを水平に戻し、各所の扉を閉めます
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次に前部(第一)エレベーターまで移動し、給油・給弾・整備のため船内に降ろします
画角の関係で、1つ前の着艦地点からスタートしています
何故かF-35のサイズにピッタリなエレベーター
いやー、不思議ですねー、偶然ですねー(棒)
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補給完了!!発艦位置まで移動します
燃料は満タンで、機体内に各種ミサイルを収納していますが外からは見えません(という設定)
短距離離陸が可能であるとはいえ、それなりの滑走距離は必要になります
なるべく飛行甲板の後方からスタートしたいので、後部(第2)エレベーターを使う方が効率がよさそうです
エレベーターからはみ出してしまうのはお約束
船の安定性確保のため、重いエンジンは船体側でコクピットが外側になると思われます
しっかり固定するとは言え、乗ってる人(パイロット?整備員?)は怖いやろね~
滑走開始位置まで来たら着艦時と同様、各種扉を開放しノズルを下方へ(斜め下?)
理論的には垂直発艦も可能とのことですが、垂直機動→水平飛行に移行するまでにメチャクチャ燃料を消費する(または十分な武装が積めない)ので
・ジェット噴射とリフトファンによる浮力
・前に進むことによる揚力
をバランスよく利用することで、最小限の燃料で水平飛行に移行することができます
今回の動画では再現できませんでしたが飛行甲板の飛び出し口をやや上方に曲げる、いわゆるスキージャンプ式の発艦方法だと、さらに効率が良くなるようです
素人の感覚だと、機体を上に持ち上げながら進むと揚力を殺しちゃうんじゃないか?と思うのですが・・・上手く計算されてるんでしょうね
発艦開始動画は、YouTube用のやつよりループのGIFの方が見応えがあります
本来はあり得ないのですが、無限に次々と発艦していくF-35Bが心地よい
ずーっと眺めていられるww
さて、それぞれの動画が結構重いので、まとめたやつはYouTubeにあげておきます
最後のほうにメイキング的な画像をフラッシュ的にねじ込んでいます
お暇な方は是非ご覧ください
いやー、この「護衛艦いずも」シリーズ
かなり「やり切った感」がありますが、もうちょっと語るべきネタがあるのでボチボチ追加していきます
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