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歴史群像 2021年8月号 | |本 | 通販 | Amazon
戦艦大和を作っています
まとめ記事はコチラ
最後の仕上げです
説明文ではオプションパーツ扱いになっていますが、艦載機好きの私が見逃すはずはありません
表題にもありますが、大和型に搭載されていた艦載機は2種で、いずれも水上機です
水上機とは、機体の下部にフロート(浮舟)が装備されており、水上での滑走および離発着が可能な航空機のこと
よく似た航空機の表現で飛行艇というのもありますが、これは水上滑走、離発着ができる点は同じ
違いは胴体部分そのものが水面に接するようになっていてフロートの役目も果たす構造航空機を指します
とその後継機
映画、アニメ好きの人に説明しやすいのが「紅の豚」
敵役「カーチス野郎」が乗っていたカーチス R3C-0が水上機
主人公「ポルコ・ロッソ」が乗っていたサボイアS.21が飛行艇です
どちらも水上からの離発着が出来て、使用用途もほぼ同じなのですが、なぜ呼び方が違うのでしょう
「紅の豚」劇中のヒロインの台詞で気づきました
フィオ「わぁ…きれいな艇(ふね)」
え?飛行機じゃろ??と初見で私はツッコんだのですが
あ、なるほど!!
水上機(Seaplane)と飛行艇(Flying boat)は設計思想の段階で全く違う考え方がされていたのですね
つまり水上機は飛行機にフロートを付けて水面上でも活動できるようにしたもの
一方飛行艇は、名前からも分かるようにまず「艇」があって、そこに翼を付けることによって飛べるようにした
こういうことだ!!
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いきなり話を逸らしてしまいましたが今回の作品を紹介しましょう
まず零式水上偵察機(零式水偵)
水上機というだけあって、水面さえあればどこでも運用できます
主要な軍艦に搭載されていたのはモチロンのこと、内地、外地の基地などでも多用されていました
敵機の性能が向上し、艦隊の目は艦上機が担うようになった大戦後期でも、なんやかんやで重宝されていたようです
続いて零式観測機(零観)
元々は戦艦などの着弾観測が主な役割として開発されましたが
大戦時には艦隊の砲撃戦はほとんど無く、便利屋扱いされていたそうです
逆にいうと、偵察、船団護衛、対潜哨戒、爆撃などなんでもアリ
さらには、上で紹介した二式水戦とタメを張るくらい空戦性能に優れており防空任務にも駆り出されていたとか
とはいえ所詮「下駄履き」(フロート付き)
あくまで補助的な役割であったのだと思います
ついでと言っちゃーなんですが
だいたい同じくらいの縮尺の機体があったので並べてみましょう
この時に作ったF35さんとトーイングトラクターさんです
ちなみに3機の実機での大きさ比較
零式水上偵察機
全長 11.49
全幅 14.50
零式観測機
全長 9.50
全幅 11.00
F35A
全長 15.67
全幅 10.67
んー、まぁこんなものかな
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最後に、大和に載せられた2機の雄姿をご覧いただきましょう
ひとまずこれで戦艦「大和」完成ということになりますが
あとは撮影会などして、気が向いたらUPしていく予定です