わかくさモノ造り工房

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ペーパークラフトを中心に創る造る作る

昭和と令和で異なるのは・・・ ストックホルム大聖堂 ペーパークラフト

MAIN CONTENTS はこちら

 

 

はじめに

厳密に言うと、この記事の続きです

wakajibi2.hatenablog.com

概略は

私が小学5年生時にスウェーデンを訪れた際、親に買ってもらい

ずっと押入れの中に放置されていたものです

あれからさらに7年も放置されていたことになります

( ´-`).。oO( 時の流れのなんと残酷なことよ・・・)

 

自宅の片づけ時に再度発掘され、今度こそ作ってみようと思い立ちました

 

そもそも、買ってもらった時(昭和50年代後半)に

なぜ作れなかったのか

なぜ今ならいとも簡単に作れるのか

昭和の頃と令和の現在をいろいろ比較してみましょう

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超簡単な文字起こしと翻訳機能

まずはこれを見て頂きましょう

当該商品の表紙(包み紙)なのですが

スウェーデン語ですっ!!

( ´-`).。oO( 漢字で書くと 瑞典語)

そりゃまスウェーデン製だから当たり前なのですが

こんなの読めるわけがない

 

ところが昨今の技術革新のスピードはものすごく

2017年よりgoogleレンズなるものがサービス開始されております

(画像は記事の内容とは関係ありません)

googleフォトのこの部分をタップします

さらに選択肢が出て来て

この場合、【翻訳】で一気に読む方法もありますが、分量が多いのと何度か読み直す可能性があると考え【文字】でテキストに起こしました

 

 

この機能を用いましてまずは商品の表題を翻訳

Google Photos

こんな感じで即座に翻訳してくれます

 

 

最近のスマホは解像度も良く、適当に撮影しただけでも文字を判別してくれます

上に挙げた画像(裏表紙)の①の部分を翻訳

Storkyrkan (聖ニコライ)、ストックホルム教区の大聖堂、ストックホルムで最も古い教会は、1200 年代初頭に設立されました。ほとんどの中世の教会と同様に、何世紀にもわたって拡張され、無数の追加が行われました。 16 世紀にグスタフ ヴァーサが聖歌隊の張り出し部分を取り壊し、1735 年から 1743 年にかけて J. E. カールバーグによって外観がイタリアのバロック様式に改造され、塔 e が現在の内陣と名付けられました。 1489 年にベルント ノトケによって作られた有名な木造彫刻「S: ゴランとドラゴン」は、教会の主な見所と考えられています。

宗教改革の最初の数十年間、大教会はスウェーデンの精神生活の中心となりました。スウェーデンで最初のミサがここで開催されました。

Storkyrkan は、700 年間、首都の重要な儀式の場所でした。王室の結婚式と戴冠式がここで行われました。

大教会、St.ストックホルムで最も古いニコラス教会は、13 世紀初頭に設立されました。ほとんどの中世の教会と同様に、それは元の教会への追加によって長期間にわたって拡大されました。

1489 年の「セント ジョージとドラゴン」は、中世後期の最大の彫刻モニュメントとして知られています。グループはオークから彫られています。ベルント・ノトケの作品です。

ストルキルカンは、スウェーデンルター派宗教改革が始まった場所です。この大聖堂で、スウェーデン語による最初のミサが行われました。

ストルキルカンにはビールがあります。スウェーデンの王と王妃の戴冠式、王室の結婚式と葬儀に使用されました。

 

一部虫食いがあって翻訳が乱れていますが、大意は掴めます

この大聖堂の解説が記載されていました

 

続いて画像の②の部分

モデルを組み立てる方法は次のとおりです。

さまざまな部品の取り外しを開始する前に、説明書をよくお読みください。 次に、時間を節約し、起こりうるエラーを回避します。

モデルを組み立てるには、速乾性の紙のチューブが必要です。短い定規と短く鋭いナイフです。

結婚した

のため 紙の特性が異なるため、接着する前にフラップを適切に折りたたむことが重要です。 使用 ナイフまたは定規。 ただし、タブが折れないように少し注意してください。

接着剤をアイロンがけする前に、まずパーツがどのように配置されているか、正しくはまっていることを確認する必要があります。

ベース プレートにさまざまなパーツを接着するときは、プレートの輪郭線に注意深く従い、各パーツをプレートにしっかりと押し付けて、フラップ全体が適切に取り付けられるようにすることが重要です。 接着剤が適切に固まるのに十分な時間、パーツを一緒に保持します。 幸運を!

 

画像の③の部分

作業を容易にするために、番号のマーキングに従うように組み立て作業が計画されています。

センターシップは、タブ1とタブ2に接着剤を塗り、底板に貼り付けることで接着されています。注意:ベースプレートの等高線に注意深く従ってください!

(中略:各パーツの番号と説明)

白鵜を発見したら、アルコールペンで色を修正します。 Pilaster = 壁の表面から垂直に突き出た平らなジョイントで、柱として訓練されています - 壁の補強または分割として機能します。

 

それから裏表紙の他に

同封されていた説明書的なものも

<翻訳結果>
この付属のスクラップ シートをベースとして、モデルのさまざまな断片の多くの細部を切り取って接着するときに使用できます。

V.g.ベースプレートが平らかどうかを確認してください。湿気の多い場所に保管したり、輸送中に表面張力が発生することがあります。少し曲がっている場合は、平らな面に置きます。テーブルの上に置き、重い本を載せます。数時間後に準備が整い、モデルの構築を開始できます。

色々と組んでも面白いモデルです。 Storkyrkan は、建築的にスウェーデンで最も興味深い建物の 1 つです。それは壮大で、美しく、ユニークで、一見の価値があり、知る価値があります。そのモデルを構築するときに最も効果的です。

アセンブリを急いではいけません。スウェーデンで最も先進的な教会モデルの 1 つを構築していることを忘れないでください。

丁寧に作業すればするほど、完成したモデルは美しくなります。

紙とボール紙の特性が異なるため、完成したモデルは乾燥した場所に保管し、移動する必要があります。

最後に、このモデルは初心者にはあまり適していませんが、少し忍耐力があれば誰でも組み立てることができることを指摘したいと思います。

 

作り方や心構えのようなものが記載されてきました

製作に当たっては情報が少ないな、というのが正直な感想ですが

「これ以外には商品付属の情報が無い」ということが分かっただけでも諦めが付くというものです

結局のところ何度も読み返すことは無く1回読んだだけで、あとは直感で作り上げていくことになりましたとさ

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撮影機器と画像処理の高度化

商品として購入した1点モノのペーパークラフトは、ダウンロード版と異なり、失敗したときのリカバリーが非常に難しい

ダウンロード版でデータが残っていれば何度でも印刷してやり直せますからね

これも今まで製作を逡巡していた理由の一つ

 

当ブログの読者の皆様はもうご存じのことと思われますが

こういった場合私は、まずは電子的な画像データに落としておいてから印刷し、練習と称して製作を始めます

例えばこんな感じ↓↓

↑これなんかポーランド相当古い製品ですので、今回の作品と似たような趣があります

 

あー、こうしてみるとほとんど船舶系ですね

 

この大聖堂も同様に画像データに落とし込もうとしたのですが、なんせシート1枚1枚が超デカい

今サイズを測定しましたが、縦約50cm、横約35cm

日本の規格でいうと、B3用紙に相当する感じですね

日本とスウェーデンで規格が同じかどうかは知りません

もちろん家庭用スキャナーには収まりませんし、撮影ボックスにも入りません

 

 

やむを得ずスマホでなるべく真上から、かつなるべく影をおとさないように撮影

ただ、このままでは縦横比やそれぞれのシートの大きさが若干バラついてしまいます

当然ながらパーツ同士も合わなくなる

 

そこで使うのが

Googleフォトで画像を開いて【編集】→【切り抜き】をタップして

これをタップすると

台形補正が出来るようになります

画像のように各ポイントを微調整して展開図のシートの四隅に合わせます

こうすると画像の大きさ(解像度)はバラついたままですが、縦横比がすべてのシートでほぼ一致します

あとは諸条件を揃えて印刷すれば、原本の複製が完成です

このあと色調補正も行っていますが、それはまた後日

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資料の探しやすさと質と量

今回もGoogle先生の回し者みたいな記事になってきていますが

次は、この大聖堂の資料集めについてです

ストックホルム 大聖堂」と検索すれば各種画像が表示されてくるのはモチロンのこと

もっと細かいところが見たい!!

 

そんな時は

歴史建造物の強み、といいましょうか・・・

Googleマップストリートビューで室内に居ながらにして、大聖堂周辺を散策できるのだぁぁぁぁぁ!!

あぁ、旧市街ガムラスタンとか懐かしいなぁ・・・遠い目

 

 

Google マップ

 

・・・

 

ってオイ!!

 

改装工事中かよぉぉぉぉぉぉぃ!!(2022年10月現在)

 

 

と絶望していたのですが、画面左上の↓この部分

Google マップ

日付が記載されていますよね ここをクリックすると

Google マップ

なんと!!過去に撮影した画像が閲覧できるのです

初めて気づきました

知ってる人にとっては常識だったんでしょうねww

 

このように、さまざまな角度から建物を観察することができるので、昭和時代と比べ得られる情報量が桁違いに多くなっております

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自分のペパクラ製作技能の熟練度

まぁ、一番ドヤりたかったのはコレですな

古今東西の数多くの作品を手掛けてきた自称「ペパクラマスター」にとってこの程度の難易度なぞ、ねぇ

 

ただ途中まで作ってみて思うのは・・・

当時の環境で、かつ小学5年生では無理だわ

ということ

 

むしろ下手に手を付けずに、ほとんど当時のまま残しておいてくれた過去の自分を少し褒めてあげたい

 

 

さて、この記事を書いている時点で大聖堂はどんどん出来上がってきています

 

次回、40年の眠りの後、完成したペパクラ大聖堂を紹介しましょう

かなり昔の製品ではありますが、むしろ手描き製品の良さが随所にみられます

 

 

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