前回の続きです
タイトルにある心の叫び
私が初めてこのF6Fヘルキャットの形態を目の当たりにしたときの率直な感想です
なんじゃこれはぁぁぁ!!!
可変翼 といえば
F14トムキャットの主翼が有名ですし
それにオマージュされた日本の数々のロボットアニメ
例えば「超時空要塞マクロス」に登場するガウォーク・バルキリーとか
Zガンダムのムーバブルフレームによる変形機構とかに発展していくわけですが
単純に中二病的に
カッコイイ
っていうのが1つ
ただこのF6Fの主翼の折り畳み機構はカッコイイとかそんなレベルではなく、もっと深刻な問題(日本軍にとって)だったのです。
スポンサーリンク
上にも挙げたF14トムキャットの可変翼
これは飛行時、あるいは離着陸時に揚力・空気抵抗を調整するために主翼を開いたり閉じたりします
それに対しF6Fヘルキャットの主翼は飛行時に使用する目的ではなく駐機時、特に格納時に変形します
この機体が「艦上」戦闘機として発展してきた事に関連します
陸上基地で運用する航空機であればこんな機構は要らんのですよ
余分なパーツが増えて機体が重くなるだけ
翼広げたまま、だだっ広い飛行場にそのまま並べれば済みます
航空母艦という限られた空間内に置いて如何にコンパクトに格納できるか
という主題に対する最高の回答ですよね
もうね、米軍の技術力の高さに脱帽
でも構造そのものはすごく単純
斜めに設置されたヒンジ(蝶番)だけで済ませるんです
↓ここにすんごく詳しく書いてありました
WW2大戦機の主翼構造の考察(その4、F4F、F4U、F6F): SeaFurry flight log
(一部引用)
実はこの機構、この機体の前身F4Fワイルドキャットにも採用されており、いわばグラマン社のお家芸みたいなものです
(その他TBFアベンジャー攻撃機など)
創設者のルロイ・ランドル・グラマンが愛用していた文房具がヒントになったと言われています
ここまで主翼を畳んだらどんだけ積み込めるのよ!
っていう
実際、米空母群は物凄い数の艦載機をこれでもかってくらい積み込んで太平洋を渡って来ました
正規空母、護衛空母の大量建造と相まって、F6Fが日本近海で大量に跳梁跋扈出来たのは、この主翼の機構があってのことなのです
スポンサーリンク
で・・・
え?それってズルくね?
ということになるわけです
じゃあ同じような要目の空母を持っていた日本側も、なんで戦闘機の主翼を畳まなかったの?
という素朴な疑問
それはね・・
「出来なかったんです!!」
ゼロ戦はエンジン出力が限られており、この能力を最大限に引き出すために極限まで軽量化しました
だからこんな豪快に主翼を畳めるだけの強度が取れなかったんです
辛うじて翼端を折り曲げるだけ
お分かり頂けたでしょうか?
単に「可変翼、かっけー」だけで済む問題では無い、ということを
これもF6Fヘルキャットが長く主力艦載機の座に居座り続けた理由の一つなのです
スポンサーリンク
さて、モデルの方ですが・・・
これ、駐機タイプで製作すると、何回でも
折り畳み⇔展開
が出来ます 半永久的に
もうね、紙の特性を最大限に活かしている、と自負していますwww
流石に飛行形態でディスプレイ(吊り下げとか)するつもりなら強度が足りません^^;
両翼をボンドで固定する必要があります
変形中は翼の重量を支えきれないので、床に接しているのはご愛敬
実機はもっとしっかり稼働するはずです
え?仕組みが知りたい?
ふっふっふ・・・焦るでない
待て!!メイキング!!
っとその前にいつもの飛行形態をだな・・・
(メイキングはまだ撮影すら出来ていないことはナイショだ・・・)
スポンサーリンク
前回のはてブの紹介とお礼
id:death6coinさん 結局F8Fとゼロ戦との直接戦闘はありませんでしたから評価は難しいですよね。大和との直接戦闘の機会を奪われたアイオワと同じような悲哀を感じます。
id:k_oniisanさん これまた陸軍機で双発で実戦に間に合わなかった機体を出してくるとはwww
id:kemoxxxxxさん そうなんです、無敵 “でした” なんですよねー。くっそ、この地獄猫のせいで、コルセアのせいで・・・
でもこうやって皆さんで、あーだこーだ、あーでもないこうーでもない、いやいやそれは・・・言いながら酒が飲めたら最高ですよね(あんまり飲まないけどww)
id:sasasan3さん id:snk55puwtnuさん
「え?なに??ジムのくせに格闘戦しかけてくんの?」「ちょっww なんだよこの数!反則だダロJK」「ザクマシンガン当たってんのに、連邦のMSは化け物か!!」
熟練パイロットでも太刀打ちできません。ましてや新型に乗ったとしても学徒動員兵では・・・
そして陥落するア・バオア・クー
ジオン公国に栄光あれ・・・
この他にもたくさんのはてブ下さった皆さま ありがとうございました(*´ω`*)