- はじめに
- F-35 105機の購入が決定
- 更新し無さすぎた空自の戦闘機
- F-35の基本スペック
- ステルス性能
- 事実上「空母化」する大型護衛艦に搭載云々は後日で・・・
- 1/500スケール F-35ペーパーモデル
はじめに
ついにキットには無い、自作モデルまで辿り着きましたよー
F-35 ライトニング Ⅱ(Lightning Ⅱ)のペーパーモデルを数回に分けて紹介します
1/500スケールモデルですので、ペーパークラフトというよりペーパーモデルの方がしっくりくるのでこの名称を使っています
明確に使い分けてはいませんので、気分でww
F-35 105機の購入が決定
この護衛艦いずもシリーズはオスプレイ記事の時と同様、運良くタイムリーなニュースと並行して進んでおります
コチラ↓ まずはF-35についてお話しましょう
<記事より一部引用>
トランプ政権は日本に対して、最新鋭のステルス戦闘機・F35A63機とF35B42機の合わせて105機と、関連の装備を売却することを決め、9日、議会に通知しました。
F35Aはすでに航空自衛隊で配備が進んでおり、F35Bは短い滑走路で離陸し垂直に着陸することができ、事実上「空母化」する大型護衛艦に搭載することが可能なタイプです。
いやーめでたい!本格的にF-35戦闘機の導入が進みそうです
今回のポイント2つ
1.航空自衛隊で配備が進んでおり
2.事実上「空母化」する大型護衛艦に搭載する
ですね
なんか記事では一度の売却額では史上2番目とか強調していますが、なんら重要な情報ではありません
安倍総理のトランプ大統領への政治的な意図があるかのように印象操作したいだけですね
日本の防衛上必要だから購入するのです
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更新し無さすぎた空自の戦闘機
まず項目1.航空自衛隊で配備
まだ配備されていなかった前回のオスプレイとは異なり、F-35戦闘機は既に空自で約40機ほど配備されています。
正直なところ、戦闘機に関しては今までが更新し無さすぎだったのです
まず最初に購入したF-35は、それまで空自で配備されていたF-4という戦闘機の更新でした(現在稼働中のものは改修しまくってF4EJ改という名前)
F-4戦闘機とは?
ファントムⅡ(Phantom Ⅱ)とも呼ばれます
この戦闘機、初飛行が1958年、運用開始が1960年です、いまから50年ほど前
はいそうですベトナム戦争(1955~1975)時代の戦闘機なのです
ビックリでしょ?
流石にその時生産された機体は既にありませんが、最終生産が1981年なのでもう30年近く現役で働いている老朽機なのです
かつてのゼロ戦のように、元々の性能が良いということもあるのでしょう
後継機選定ですったもんだしているうちに、まだまだいける、まだいける
とばかりに改修、延命措置など騙し騙し今日までやってきましたが
もう限界! F-4EJ改の耐久力はゼロよ!
という訳でやっと更新されることになったのです
F-4おじいちゃん、お疲れさまでした
あとは日本版「トップ・ガン」こと映画「ベスト・ガイ」で有名なF-15イーグル(Eagle)ですね
初飛行が1972年、運用開始が1976年で、これも結構長い期間運用されている戦闘機です
この機体も高性能で、かつ将来的な改修も見越して大型に作られていました
近代化改修された機体は現在でも十分に働けるのですが、同じF-15でも旧式の機体で改修ができないものもあります
上のニュースで購入が決まったF-35は、改修ができない旧式のF-15に替わって新たに配備される予定になっています
ここまで、機体の老朽化が問題であることを述べてきましたが
本当に問題なのは、現場で働く方々の安全です
隙あらば日本の領空に接近し、ちょっかいを出してくる周辺の某国や某国
周辺国の軍用機はどんどん新型に更新されていく中、旧式機を駆って日々追い払ってくれていたのです
いくら機体を改修、延命措置したところで、下手すりゃ老朽化のせいで故障や破損などの事故に巻き込まれるかもしれません
ホント常に命がけのお仕事ですよ
空自の方々の今までの御苦労を思うと本当に頭が下がる思いです
まぁでも中途半端な性能の戦闘機を中途半端に更新してもあまり防空能力は上がらなかったと思います
結果論ではありますが、F-4おじいちゃん、F-15のおっちゃん、そして最前線で命がけの空自の関係者の方々がずーっと頑張っていてくれたおかげで、高性能のF-35への更新に繋がり、一気に日本の防空能力は強化されていくのであります
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F-35の基本スペック
さて、前置きが長くなってしまいましたが肝心のF-35
まずは主要スペックを挙げていきましょう
全長15.6m 全幅10.7m 全高4.4m 単発エンジンの単座戦闘機です
最高速度マッハ1.6 航続距離約2,200km
武装は、25mm機関砲、空対空レーダーミサイル、空対空赤外線ミサイル
主要装備 F-35A|防衛省 [JASDF] 航空自衛隊より引用
とまぁ、えらく淡泊な紹介でございます、航空自衛隊さま
おそらく現時点での主要任務を前提とした、最低限の性能が記載されているものと思われます
この情報だけでは従来の戦闘機と比べ、あまり変わり映えしません
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ステルス性能
では何故F-35が凄いのかを順次解説していきましょう
まずはステルス性能
最近なんでもかんでも「見えなくなる」的なものすべてステルス、ステルスって・・・ちょっと安易に使いすぎじゃないですか?
ドラクエの「とくぎ」にもステルスが出てきた時には思わず噴き出したものです
(´-‘).。oO(モンスターに出会いにくくなる「せいすい」どこ行ったよぉ~)
本来のステルスとは
ステルス性(ステルスせい、英: stealth)とは、軍用機、軍艦、戦闘車両等の兵器をレーダー等のセンサー類から探知され難くする軍事技術の総称である。
近年の戦闘機では機体形状をシンプルかつ直線的な部位を多くして、レーダーの反射波をあさっての方向に跳ね返したり・・・
またレーダー波を吸収しやすい塗料を使用したりして、実際の機体の大きさよりも遥かに小さな物体としかレーダーに捉えられないように欺瞞する技術ですね
つまり・・・
「見えなくなる」的なものです
うん、世間的に使われている用法で間違いありません
どんどん使いましょうステルスという単語
アメリカの航空会社は今までにもゲイラカイトみたいなF-117やらB-2 爆撃機を開発したり
F-22ラプター、またその選考時の競合機となったYF-23など、ステルス技術に関しては他の追随を許さない世界一の技術と経験を持っています
私もステルスについてシッタカで解説してはいるものの、ホントはもっと凄い一般人には知り得ない核心的な軍事機密があるんだろうと思っています
当然ながら今回のF-35にもこのステルス技術をふんだんに取り入れているはずなのでレーダーで捉えるのは至難の業でしょう
ふと疑問??
いままで配備されていた機体と同様、今後はF-35が国籍不明機の領空侵犯に対処するためスクランブル(緊急発進)を行います
レーダーで相手に姿が見えなきゃどうやって国籍不明機を追い払うんでしょうか??
ここからは私の想像
ステルス性を持つ機体は、普段はレーダー反射板的な装備(レーダーリフレクター)を付けておきます
でないと、味方にも姿が見えないまま基地での離発着をすることになるので管制官が大変ww「全部目視かよ!」になっちゃう
なので普段のスクランブルもリフレクターを付けて、敵機に自分の位置を知らせながら退去を求めるんだと思います
で、たまーに
「あ、リフレクター付け忘れちゃった」的な態で、敵機に見つからないように後方にピッタリ付けて
「私、メリーさん。今、あなたの後ろにいるの。」
ってやったら敵のパイロットのストレスは計り知れないでしょうなぁ
ステルス機を使った妄想がはかどりますww
事実上「空母化」する大型護衛艦に搭載云々は後日で・・・
さて、長くなっちゃったので、冒頭のニュース記事の要点
2.事実上「空母化」する大型護衛艦に搭載する
は次の機会に解説しましょう
これもF-35の高性能ポイントの一つなのです
<追記>
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1/500スケール F-35ペーパーモデル
では作品の紹介
久々の自作が上手くいったのでテンション上がっておりますww
上記の通り、1/500スケールの護衛艦いずも に搭載するつもりで設計しましたので全長は約30mm
護衛艦いずも の前部エレベーターにスッポリと収まる仕様になっております
ただ、現時点ではいずも型護衛艦「いずも」「かが」共にF-35が離発着できるような改造が行われていませんので、このシーンはまだおあずけですな
では次回は1/500スケール F-35ペーパーモデルのメイキングを中心に話を進めましょう
乞うご期待!!
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