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夏休みの宿題に“うみのこ”ペーパークラフトを作ることに決めたのはいいのですが
さてどういう感じに作るべきか…と
当初考えていたのは
(#゚Д゚).。oO(ワシが展開図作ったんやから、おとなしくそのまま組み立てて提出せんかい!!)
のつもりだったのですが、実際作るのは小学5年生の次女
まーお子様特有の、出来もしない妄想を次から次へとぶつけてくるわけですよ
あれがしたい、これもしたい、あそこはこうしたい
その中でも特に強硬に主張してきたのが、甲板を外せるようにして船の内部構造を模型で再現したい と
まぁ当人が小さいころ、住宅展示場巡りをやりまくった時期があったので、そのころの住宅模型の記憶が残っていたのかもしれませんw
イメージにするとこんな感じですかね
あとは「船内を光らせたい」やら「湖面と波も再現したい」やら留まるところを知りません
親バカとしては出来るだけ叶えてやりたいところではありますが、さぁて…
まず内部構造を作るとしたら、相当大きな船体を作らないといけません
今設定しているペーパークラフトはA4フチなしで印刷して、全長約32cm
(うみのこ実艇の全長が65mなので大体1/200スケールモデルになります)
とてもじゃないけど内部構造が作れるようなシロモノではありません
(´-`).。oO(そりゃ俺が作ったら出来るけど、メンドいし、意味ないじゃん)
あくまで小学5年生が自力で出来るレベルの難易度でなんとかしたい と
なので差し当たって拡大版を作ることにしました
そこはそれ、ペーパークラフトの利点っつーか、醍醐味っつーか…
拡大コピー
で済むわけですよ
とりあえずコンビニに直行してA4→A3に拡大カラーコピーをします
ただコンビニで出来るコピーは備え付けの用紙のみで紙質・厚さは選べません
今度はペーパークラフトの欠点である脆弱性が問題になってきます
ホンッッッッッっっ・・・・・・・トに脆いです、ペーパークラフト
全体として構造を保っているものの、甲板から上の構造物を取り外しできるようにしようと思うと、強度だけ考えても、それはもう一から設計し直しのレベルですわww
しかもペラッペラのコピー用紙で出来た展開図
これを使って強度をつけるためには…
困ったときの段ボールwwww
まずは私が試しに作ってみます
やや大きめの段ボールにA3に拡大コピーした展開図を貼り付けます
これをいつもの様に組み立てようとしたのですが…
固い!!
分厚い!!
思い通り折れ曲がらない!!
特に厚さは致命的でしたね
ペーパークラフトは、設計の段階で3Dモデリングを行いますが、基本的に紙の厚さは想定していません
なので複雑な形になると紙の厚さの分、ズレが蓄積していき、最後ののりしろが合わなかったりすることがしばしばあります
ただ今回はそんな甘っちょろいものではなく
そもそも形作れねぇわ!!
ダンボールを使った作品は何度か作ったことがありますが
こういうレベルで、「箱のまま」とか「平面のまま」利用することはあっても、今回みたいに細かく折り曲げて作るのは初めてでした
むしろこのときの成功体験が、ダンボールに走らせたのでしょうが「そこにあるもので何とかする」ポリシーにも限界がある、ということでしたww
あとは例えば
こういう偉業を成し遂げているかたもいらっしゃいますが、そもそもこれはスケールが違いすぎて足元にも及びません
いやーしかしすごいですね、原寸模型かぁ…
…
…
原寸模型…
…
…
うみのこ… ボソッ
あああ!! 待て待て俺!
船でそれは出来る訳ねーダロ、と
出来もしない妄想を展開するのは、なにもお子様に限ったことではありませんでしたww
成長しない大人の悪例 orz…
で、結局段ボールを用いた “住宅模型” 的なうみのこはここで断念したのでした
続く
<シリーズ>うみのこ ペーパークラフト(滋賀県 フローティングスクール)+製作軌跡 - わかくさモノ造り工房
<シリーズ>新うみのこ ペーパークラフト - わかくさモノ造り工房