多くの戦闘機マニアがそうであるように、私が最初にハマった戦闘機は
です 三菱零式艦上戦闘機
これはもう私の中で不動の1位ですが
他にも好きな機はたくさんあります
米軍機の中で一番好きな軍用機はこのF4Uコルセアです
出典はここです
何がスゴイかって、そりゃもう見た目ですよ
例えばゼロ戦
あの空気抵抗を減らして、極限まで軽量化された機体デザイン
あの美しい流線形
見た目バツグンですよね
その流線形に慣れた目で
初めてこのコルセアに出会った時の衝撃たるや
なんじゃこりゃぁぁぁ!!!
ですよ
武骨なんてレベルじゃねえ!!
まずパッと見で目に付くのが翼
いわゆる「逆ガルウイング」
「逆」が付かないガルウイングは「カモメの翼」という意味で
画像で説明するとこれね
調べてみるとこの車が55年式
ということは、ガルウイングという言葉そのものが戦後に浸透したのか
コルセア=逆ガルウイング という認識でしたが
当時はそうは呼んでいなかったのかも・・・
まぁいいや
なんせこの「逆ガルウイング」
正面から見たら、アルファベットのWの文字のように見えるんですね
これがまずゴツさを演出
ちなみに比較のゼロ様
この違いwww
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もう一つの特徴
鼻先が異常に長い
というか、コックピットがガッツリ後ろに下げられてる
ゼロ様と比較してみましょう
この違いww
あの気筒マシマシのアメリカ車そのものですよね
鼻先ズドーン!!
そりゃどっちも視界が悪くなりますわww
実際一部のパイロットからは、すんげぇ不評だったとか
新米なら母艦に帰って来れないレベルww
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なんでこんな歪な(当時の常識からすれば)機体デザインになってしまったのか
これにはアメリカらしい合理主義によって形造られていったのです
当時はゼロ戦がそうであったように戦闘機は概ね1000馬力のエンジンが主流でした
で「ボクが考えた最強の戦闘機」のノリで
大出力エンジン
の戦闘機を作りたい、という発想
もうこれが大前提なんですよね
一気に2000馬力級のエンジンを積み込むことになりました
この主題に対し機体の設計を合わせていった、という経緯があります
①大出力のエンジン
→それに見合う大口径のプロペラ
→プロペラがデカ過ぎて離着陸時 地面に当たっちゃう
→じゃあ主脚(車輪)を伸ばそう、でも長くなりすぎて強度が
→じゃあ主翼をまず一回斜め下に下げてそこから上に折り曲げるような設計で
→これでデカいプロペラ回せるし、主脚の強度も保てるゼ!!
②大出力のエンジンと変な形の主翼
→エンジン出力上げたせいで前後の長さがハンパないレベル
それと主翼が変に折れ曲がったせいで内部構造が複雑になっちゃった
→主翼内に燃料タンクが積めない
→長いエンジン、加えるにすぐ後ろの燃料タンク
→めっちゃ後ろにコックピット
もうね、若干本末転倒な気がしないでもないですが
とにかく大出力エンジン
という主題を遵守し続けたヤンキー魂を感じますww
就役直後こそ、日本軍の戦闘機にボッコボコにやられましたが
戦術を工夫し、大出力エンジンを生かした一撃離脱戦法で徐々に日本軍機を凌駕していったそうです
第二次大戦終結後、ジェット戦闘機が跳梁跋扈するようになってからも、しばらく現役を継続
結果的に非常に優秀な機体として長く活躍しました
その見た目の異様さも、大馬力のバケモノ具合も
まさにモンスターと呼ぶべき異形の戦闘機
それがこの機体の魅力でもあります
一回見たらもう忘れないコルセア
ちなみに今回の画像
画像処理はしておりません
はい、糸で吊っておりますwww
では次回
メイキングと、米軍機に対する複雑な思いを語っていきましょう
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