前回の記事の続きです
ほぼ出来上がっていた夏休みの工作
うみのこ(2代目)ペーパークラフト
当家の三女 なすなす の作品です
この時点で夏休み終了5日前
あとは最終日に作品をディスプレイケースの土台に両面テープで固定して完成かなー
いやー、思ったより余裕を持って出来上がったなー
なーんて
私も なすなす本人もこれでOKだろうと思っていたのです
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ところが夏休み終了2日前
完成間近の作品を見た 嫁(なすなす母)が納得しませんでした
なんでキャプスタンが無いねーん!!
え?・・・ええっ?
なぜそこだけ急に噛み付く??
貴女、今まであんま興味示してなかったじゃん
実はそんなに期待してくれてたの?
いやそれよりも何よりも、これ立体化しようとするとトンデモなく難しいんだって
とても小学4年生が作れるようなシロモノじゃねぇっつーの
いーじゃんもう甲板に描き込んであるんだから
といっても嫁は譲りません
件のキャプスタン
旧うみのこ の時には立体化していましたが
(これは旧うみのこのキャプスタン)
新うみのこ ではまだ作っていませんでした
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試しに、お手本として
旧うみのこのパーツを流用しながら大至急で作ってみることにします
まずこちらがいわゆる串カツ仕様の本格版キャプスタン
複数のパーツを組み合わせることによってより本物に近い立体感・質感を出しています
具体的にどうやって作っているか、何故串カツなのかは上のリンクでご確認下さい
1基あたりのパーツはやや減っていますが、旧型→新型うみのこに移行する際
キャプスタンは2基に増えております
手間も2倍、とまでは言わないけど1.5倍
見た目がすごくリアルになる反面、苦行のような作業を強いられる諸刃の剣
素人にはオススメできない
私「簡易版にしたら作れるかもしれないけど・・・」ボソッ…
とこぼしたのが運の尽き
嫁「じゃ簡易版作って」
え?いやいや そんな簡単に言われましても・・・
嫁の威圧感から苦し紛れに提案してみたものの、簡易版ってどうすりゃいいんだ・・・うーむ
三女なすなす が作ることが出来て、それでいてある程度リアリティが確保できるようなもの
悶々と考えながら、ワタクシのペパクラ遍歴を思い起こしてみます
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そういえば・・・
以前作った空母飛龍
ここでもキャプスタンを作ったことがありました
この作品は縮尺が1/300でパーツが小さいということと
作りが古い(3~40年前?)こと
もあって凄くシンプルな構造になっています
例えばキャプスタンに当たる展開図
これよ?! 印刷ズレてるしww
いや製品版としてはいかがなものか・・・と製作当時も思っていたのですが
ただ今の私にとっては救世主のような存在
そうか、このレベルの単純な構造体でキャプスタン作れるじゃん!!
という訳で急遽、簡易版キャプスタンを作ることになりました
ある程度サイズを合わせて展開図を作成(展開図っつー程のシロモノじゃないんだけどねww)
これにPowerPoint®でお絵描きをします
その結果
これだけ必要で、なおかつ穴を空けたり余分な作業が膨大
にあったものが・・・
ここまで簡素化
では比較してみましょう
手前が簡易版 奥が本格版
複雑な部分は筒状のパーツで置き換えて、板状のパーツ2枚で挟むだけの簡単な構造
やはり比べてみるとシンプルすぎてちょっとショボイ
まあいいや、とりあえず設置してみよう
あー、うーん
比較さえしなければ意外と悪くないね
パーツそのものと土台と甲板に下絵を描き込んでいるため
なんだか複雑な構造の機械
のように見える仕組みになっています
キャプスタンを通る錨鎖は別パーツで上から追加していますが
鎖が甲板を貫通する場所の黒いリング状の補強と
キャプスタン外側寄りのロープは甲板に印刷した下絵のまま弄っていません
ですが錨鎖を浮き上がらせたことによって、これらも立体化しているような錯覚に陥りますよね
一種のトリックアート
よくよく見ると「なんだここは平面じゃん」と鼻で笑われるまでがお約束
この辺りがペーパークラフトの醍醐味とも言えます
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よし、これなら なすなす にでも作れるはず
しかしいつの間にか夏休み最終日
果たして間に合うのか!
はい、間に合いました
これまでに数々の苦難の作業を乗り越えてきた なすなす
流石に本格版キャプスタンを見たときには速攻拒否していましたが
この簡易版キャプスタン程度の組み立てであれば
ほんの30分程度で作り上げてしまいました
とにもかくにも、立派に一つの作品を最後まで一人で作り上げた なすなす
もういっぱしの「ぺぱくりゃー」の称号を与えようではないか
対外的には「ペーパークラフター」がそれらしい称号ですが
家庭内ではさらに省略してこう呼んでいます
ちなみにさらに難易度の高いペーパークラフトを作れる人は「ペパクラマスター」
自ら 3Dモデリング→展開図→組み立て まで出来る人は「ペパクラクリエイター」
と勝手に称号を設定しています
かくして
なすなす本人も満足 嫁も納得の新うみのこ完成品とあいなりました
めでたしめでたし
次回! いよいよ真打ち登場
次女KOHAKUの作品登場です!!