はじめに
これまでの流れをおさらい
ペーパークラフト 血小板ちゃん(はたらく細胞) を作りました
この作品の製作風景を動画で紹介しました(メイキング動画)
この動画の撮影方法と動画編集について紹介しました(メイキング動画のメイキング)
今回はメイキングofメイキングの続きということで
「メイキングじゃ」
製品版の撮影ボックス(簡易スタジオ)を利用して静止画
いわゆる写真撮影の方法について紹介したいと思います
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商品紹介
せっかく苦労して作った作品、模型にしろ、プラモデルにしろ、何らかのフィギュアにしろ・・・
自らの承認欲求を満たすため、みんなに観てもらいたいじゃないですか
だったらできるだけ綺麗に撮りたいじゃないですか
私がブログを始めたころは、作品の写真は室内光のまま
背景はテーブルや壁をそのまま利用して撮影していました
当ブログの熱心な読者の皆様であれば
ある時期からこれらの写真の背景が白になったり、黒になったり、青になったり
お気づきになったことでしょう
え?気づかなかった?? しゃーない過去記事巡回の刑で許してあげる
例えばここの記事で使っていた画像
いやぁ、小鳥遊ひかりちゃん(亜人ちゃんは語りたい)可愛い!!
可愛いは正義なのでひかりちゃんは悪くはないのですが・・・
室内光で撮影しているためにコントラストが弱く、被写体が暗い印象になってしまいます
またアオリで撮ってるため背景に変なものが写り込んでいます
(頭からビーム光線!! またはニュータイプ覚醒??)
なんかもう本来のキャラとは違うエフェクトが付いちゃってますよね
これらの不満をガッツリ解消してくれるのがコイツ
今回は商品レビューも兼ねています
アフィリエイト広告は、最近使い始めた「カエレバ」で作成したブログパーツで貼り付けてみました
例えばこんな風に使います
あ、外部からの照明はウチにあったクリップ式のスタンドライトを使用しています
商品には含まれませんのでご了承ください
当家の三女なすなすが、グラビアカメラマンの真似事をしております
使用している一眼レフは嫁が所有していた古いタイプのキャノンEosシリーズ
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背景の変更による画像比較(同梱アイテム)
これ何が便利か?って
まずは背景が簡単に変更できる点です
柔らかい樹脂製でシート状になっており、上辺の両側角に穴が空いております
一方ボックス側には背面の上方両側に「逆U字」の切り込みがはいっています
これをちょっと内側に曲げて爪として、背景シートの穴をひっかけることによって固定します
着脱がすごい簡単
ではそれぞれの背景で撮影した被写体を比較してみましょう
全体的に明るい色で構成されている被写体なので黒背景が一番映えていますね
白背景では服の辺りが溶け込んでしまって、やはりコントラストが付けにくい
ほんでwww 赤と緑よ!!
良くも悪くも、物凄く背景色の影響を受けているのが分かりますね
赤はお肌の血色が良いように見えますが、さすがにドぎつい
緑は論外だなw 人型の作品には向かないようです(あ!ピッコロ大魔o・・)
逆に、この緑背景にベストマッチしたのがコレ
右下のゼロ戦52型
黒背景も悪くないのですが、ちょっとハレーションしてますね
右下の緑背景の時が機体の濃緑色が一番映えていますね
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エキストラ(自作)背景
どうも原色バリバリの背景は扱いが難しそう、ということで
何か中途半端な色合いのものが無いか、と探していたのですが
テーブルクロス的なブルーの布地を見つけました
そこそこ丈夫なやつでしたので、既製品と同じサイズに切って、同じ場所に穴を空けて、と
それがこれ
うむ、これなら汎用性が高そうです
となると次に来るのは
コレやね F6F HELLCAT
機体のネイビーブルーが映えててめっちゃカコイイ
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あとは、前回の血小板ちゃんの時にもいろいろ試したのですが
嫁から拝借してきた
要らなくなったストール!!
これを使ってみました
淡い色合いや、グラデーションがかかってるものが多くなかなか良さげ
とはいえ、すっごい生地が薄いので切ったり穴を空けたりとかはちょっと気が引ける
そこで登場
安全ピン
いやぁいつも思うのですがこれは人類史においても大発明の部類ですよね
うっかり刺したり、のリスクが極めて低い
こいつを水平に取り付け、件のボックス本体の爪の部分にひっかけます
安全ピンの位置を調整することによって、ストール生地のいろんな場所を利用することが出来ます
ほらね、ストールをずらしたり、ひっくり返したり
グラデーションも単色も思いのまま
はい、そうです
前回・前々回紹介したGIFで使った背景ですね
実はストール背景だったんですww
他のストールに変更して・・・
淡い緑の背景と、幾何学模様付きの紫背景
いやー!楽しいっ!!
と、ここまでが背景を変更した場合の写真の比較
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照明の変更による画像の比較
次に照明を変更した場合どうなるでしょう?
今回の商品は、ボックスの上面の四角形うち手前の1辺と奥の1辺にそれぞれLEDライトが装着されています
つまり上からの照明はかなり強く当てられています
ただ正面からの光が足りなくなります
おそらく撮影機器についているであろうフラッシュなどの照明を前提に作られているのでしょう
では、いろいろ条件を変えて撮影してみます
次のモデルさんは・・・
そう!白血球 好中球課U-1146番
いわゆる 白血球さん(はたらく細胞)です
キャラの性格上、全身ほとんど白です
モロに照明の影響を受ける被写体であることは間違いないでしょう
被写体の立ち位置や角度、またカメラの位置はすべて共通とします
図に示したように
・固定照明(撮影ボックス)の有無
・外部照明の有無
・スマホのフラッシュの有無
などを組み合わせていくつか撮影を行ってみました
(ちなみにカメラはスマホカメラを使っていますが、分かりやすくアイコン化しています)
さらに出来上がった画像のうち照明の影響を受けやすいと思われる定点
ここをスポイトツールで1ピクセル抜き出し、色調を比較してみました
まずは今までの方法「室内照明のみ」
当然のように全体が暗くなって、周囲とのコントラストが無くなります
フラッシュが当たっている部位だけは協調されますが、やはり周りとのコントラストが無い状態
スマホフラッシュを使うと全体的に青みがかった色調になるようです
撮影ボックスに入れて背景を黒にしてみたものの、やはりフラッシュが当たる部位だけ強調されてますね
さていよいよ撮影ボックス内の固定照明を点灯してみましょう
特に帽子のあたりをよく見てください
フラッシュによる影が少なくなり、全体像がはっきり見えるようになりました
しかしながら、若干青みがかった感じは残っています
しかも今回の被写体の場合
帽子を目深に被っており、前髪はボサボサ
白血球さんのキャラを立たせるためにはこの辺の影は付けたいところです
そこでスマホフラッシュは止めておきます
外部照明を使って、あえてカメラの視線よりずれた方向から光線を入れてみます
こうすると青みがかった感じが消え、なおかつ前髪の影が付きます
確か白血球さんの記事で採用したのはこの画像だったと思います
このように全く同じ被写体でも、照明の種類を変えることによって、色調や全体的な印象がガラッと変わってきます
しかしこれだけ照明をいれて、ぱっと見
「白だ」
と認識していたつもりの色でも、ピクセル抽出をして伸ばしてみると
まだまだ全然
「グレーだな・・・」
これはご存じの方も多いと思いますが
Checker shadow illusionという名前だそうですが
下図のAのマスとBのマス
Checker shadow illusion - Wikipedia
実はどちらも同じ色調のグレー(全く同じ色)ってやつです
周りの色との比較や、画像全体からの視覚情報などから脳が勝手に都合の良い色として認識しちゃうんですよね
こういった錯視なども考慮に入れつつ、照明には気を遣わないといけませんね
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総評とまとめ
さて、色々と撮影ボックスなるもので遊びたおしてみましたが総評です
正直なところ、この商品および付属品のみではちょっと不十分ではあります
追加照明と、被写体に合わせた背景の組み合わせで、より綺麗な写真が撮影できるでしょう
お値打ち価格でここまで出来れば満足です
撮影ボックスなる商品ですが、よく似たものがたくさんありますので
ご購入の際は、ボックスの大きさ、特徴や値段などをよく見て検討して頂きたいと思います
初めて本格的な商品レビュー記事を書いてみましたが 、いかがでしたでしょうか?
どさくさ紛れに今までの作品も紹介できましたので良かったのですが
結構大変やね・・・これ
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おまけ(スマホ動画の転送方法)
前回の記事で説明が抜けていた項目がありまして・・・
石畳のん♪ (id:nonishi)さんからコメントを頂きました
最後に質問で恐縮ですが・・・
和歌地ビールさんは
スマホで撮影した画像をパソコンに
送って編集されるのですよね? で、
その送り方ですが、動画をメールで
送ることは出来ないみたいですが~
スマホからPCへのデータ転送ですね
特に動画は重いので、メールに添付などの方法は難しいです
直接PCに接続してデータ転送したほうがいいですね
例えばこういったUSBでの接続端子を使います
購入する際に気を付けないといけないのは
お手持ちのスマホ機種に対応しているかどうか、が一つ
(USB端子の形はバリエーションが多い)
あとは
・充電のみできるタイプ
なのか
・充電とデータ転送両方できるタイプ
なのか確認してください
例えば・・・
こういうところを十分にチェックしましょう