一時期流行りましたよね「話を聞かない男、地図が読めない女」
ワタクシ典型的な「話を聞かない男」ではありますが
「地図が読める男」です！！ｷﾘｯ！！
そりゃま空間認識能力ないとペパクラ以前に３Dモデリングなんざぁ出来ませんゼ旦那
ところが
前回の記事でお話した続きです
千葉県への出張に際し、中継地点で一泊しようと試み、中央区日本橋馬喰町に降り立った（駅地下道から地上に出た）ワタクシ
瞬時にして方向感覚を失ってしまうという悲劇に見舞われました
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あらかじめ駅構内の地図とgoogle mapを見比べて
「大体目的のホテルがこの辺にある」
と目星をつけていたのですが
イザ、地上に出た途端に予測と異なる場所にアパホテルを見つけてしまいまったのです
「ちっ！俺もヤキが回ったか」
自分の方向感覚が衰えてしまった、と思い込んで脳内地図の位置を修正しようとしますが、上手くいきません
違和感を覚えながらもとにかく当該ホテルに近づいてみると・・・
画像でもお分かりかと思いますが、クレーンやトラックがいて
・・・工事中・・・
残念ながら「あのね、あのね」なカワイコちゃんは居ませんでしたが
警備のおばさんに事情を聞いてみると
おばさん「このホテルまだ建築中だよ」
(((( ；ﾟДﾟ))) えっ？？
(￣ロ￣=￣ロ￣) えっ？ ええっ？？
(-_-;) ドユコト？？
俺の今日の寝床はどうなるんだ？？
おばさん「あー、アパホテル。 あっちにも一件あるよ」
(((( ；ﾟДﾟ))) えっ？？
(￣ロ￣=￣ロ￣) えっ？ ええっ？？
（つまりですね）
宿泊予約を取って、本来向かうべきであったホテルがこちら
【公式】アパホテル〈日本橋 馬喰町駅北〉（アパ直なら最安値）宿泊予約 ビジネスホテル
そして現在建築中で近々開業予定のホテルがこちら
【公式】アパホテル〈日本橋 馬喰町駅前〉（全室禁煙）2018年12月13日（木）開業予定（アパ直なら最安値）宿泊予約 ビジネスホテル
まさか徒歩１～２分圏内に新しいホテルがもう１件建築中であることなど露知らず
自分の空間認識能力が衰えた、と勘違いしていたんですね
で目的のホテルの大体の位置をおばさんに指し示してもらったところ
しゅこーーーーーーん！！
と脳内地図が補正されて、元の予測位置に無事収まりました
なぜこんな近くに2件目のホテルを新たに建てているかは謎のままです
（´-`）.｡oO（そんなにこれからアツいのか？「馬喰町」という土地は・・・）
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さて、馬喰町の話をしましょうか
読み方は「ばくろちょう」
我々関西の人間には、あまり馴染みのない地名ですが
名前から察するに、馬にまつわる歴史や逸話があるのだろうかと思っていました
ところが
ありました、当然のように
戦国時代末期
関ヶ原の戦いを前にして徳川家康が出陣する際、馬揃え（騎馬部隊が馬を並べて行う閲兵式のようなもの）を行った場所だと伝えられています
その後も馬の世話をする場所として厩舎が多く建てられ、馬や牛の仲介人であったり、馬の健康管理をする（今で言う獣医）役職のことを博労（はくろう）馬工郎・馬喰（ばくろう）と呼んでいたそうです
この博労の語源も、元々は古代中華、周の時代の伯楽（はくらく）という馬の良し悪しを見分ける名人にあやかって名付けられたといわれています
江戸時代では、しはらく馬場として栄えていましたが1657年、明暦の大火のあと火除地（ひよけち）と呼ばれる防火用の空地となりました
その後関東郡代の屋敷が置かれ、ここを訪れる人々のための旅館街になり、人と物の往来が多くなった後は問屋街として栄え現在に至ります
名前の読みは
はくらく→はくろう→ばくろう（ばくらう）→ばくろ
という感じで訛りや省略などで変化していったようですね
ほとんどネットで仕入れた浅い知識なので、細かいツッコミはご容赦
それにしても、音だけを聞くと「暴露」を連想してあまり良いイメージが沸きません
ただ由来を調べてみると、徳川軍の馬揃えで「井伊の赤備え」をはじめとする騎馬部隊が勢揃いしていたかと妄想すると、なかなか歴史マニアにはワクテカする土地ではありますｗｗ
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そうこうしているうちに、目的のホテルに到着しました
先程の画像の建物と外観はほとんど代わり映えしません
縦長で、いかにも都市部の狭い敷地を最大限活用してますよって感じのつくりです
エントランスを入るとすぐにチェックインカウンターがあり、大きなタッチパネルが設置された台が3つ並んでいました
受付の綺麗なおねいさんが一人いらっしゃって
とても丁寧に操作方法を教えてくださいました
チェックインが終わると有無を言わさずメンバーズカードを渡されます
次からはこれを機械に通すと登録情報が自動的に入力されるようです
つまり
「次は全部独りでヤレよ！ぁあん？」（被害妄想）
っていうことなのですね
やだなー、次泊まるときはあえてカード忘れていこうかなー
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エレベーターから宿泊階まであがります
チェックインカウンターからエレベーターまで、おおよそ５，６歩
エレベーター降りて客室まで、おおよそ４，５歩
恐ろしくコンパクトｗｗ
ベッドの上には、室内用の浴衣的なものと帯が綺麗に並べられており、その上には絵柄付き折り紙の折り鶴が置かれていました
海外からの旅行客に対する「お・も・て・な・し」と思われますが
クラフター目線から言わせてもらうと
折りが粗い しかも
首と尻尾に、破損して戻したと思われる痕があってふにゃふにゃしてる
（´-`）.｡oO（使いまわしか？？）
もうね・・・
ぶっちゃけ折り紙１枚置いといてくれたらクオリティの高い折り鶴を作って差し上げますよ、っと
ほんでそれを次の外人客に使って頂いてもいいですよ、っと
たまたま折り紙の達人なんかが宿泊した日にゃ、すんげぇ作品作ってくれるかもしれませんよ、っと
っていう逆サービスを妄想してみた
別にお客に協力を仰いでみてもいいんじゃないかなと思ったりする
さて、その他の部分を見てみると
スリッパですが、共用と使い捨て用が両方用意されているのは珍しいかも
たとえ消毒していたとしても他人が使ったスリッパを履くには抵抗がある人もいるかもしれません
かといって使い捨ては弱くて頼りないし
選択肢があるのはありがたい
え？私？ 両方使ってみましたｗｗ
個人的に気に入ったのがこのアメニティ
折り畳み式で、しかもブラシと櫛、両方使えるという優れもの
あと合理的だと思ったのがこちら
蛇口は１本のみ
飲料も洗顔も風呂もこれだけで済ませます
東京の水道事情には詳しくありませんが、そんなに高くないんですかね？水道代
部屋には鏡がたくさん
机の前にドでかいのが１枚、入り口付近に全身用のが１枚
この他、ユニットバスの洗面台前にもこれまたドでかい鏡がありました
画像にも写り込んでいますが比較的大画面のテレビモニターも設置されていました
有料チャンネルと無料チャンネルがあるのは一般的なホテルと同じ
ただ、ホテルの理念がこれでもか！ と表示されていました
「無駄がない、すべてがある！！」ｷﾘｯ!!
「客室は狭いのではない。あえてコンパクトに設計して炭酸ガスの排出量を抑えている」ｷﾘｯ!!
そのノリに圧倒されたのと、ちょっと面白かったので一部撮影してきました
「ビジネスホテル」という括りではなく「新都市型ホテル」というコンセプト
うん、モノは言いようですな
いくつかはすんげぇ同意できる点があります
この考え方だと、ホテル・旅館は２極分化することになりますね
一方は
１．広大な敷地に広大な庭園
２．自動車でロータリーに乗り付けてドアマン、ポーターさんなどが荷物を全部運んでくれてロビーまで案内
３．ソファに座るとウェルカムドリンクなどがすぐに出てきて一服
４．ひとしきり落ち着いた後、チェックインを済ませ、ポーターさんが部屋まで案内&荷物運び
５．ほんでエレベーターまで遠いのなんの、宿泊階にいってから廊下が長いのなんの、ってか左右どっちだよ！！
６．部屋でくつろごうと思ったら、旅館などでは仲居さんか女将さんのご挨拶
７．夕食から帰ってきたらいつの間にか布団が引かれている
８．翌日のチェックアウトも窓口に並んだりしなくちゃいけない
これはこれで有り難いんですよ
特に家族旅行で荷物が多いときなんか助かります
ただね、もし出張で１人だけだったら
１．遠いわ！メンドいわ！別に散歩なんかしねぇわ
２．いいから！荷物自分で持つから！っつか肩掛けバッグしか持ってねぇから
３．ドリンクはいいから早く部屋で休ませて
４．いいから！荷物自分で持つから！っつか肩掛けバッグしか持ってねぇから
５．なんで敷地内でこんなに歩かされにゃならんのよ orz
６．ちょっｗｗパンツ１枚だから入ってこないで
７．あ、晩飯はコンビニで買ってきたから
８．ちょっｗｗ 急ぐんだって！電車時間やべー
その一方
このアパホテルのような「新都市型ホテル」とやら
メンバーカード持っていたなら、ワンタッチでチェックイン
数歩でエレベーター、数歩で部屋
ベッドにごろん、ではいお休み
翌日もフリーチェックアウトポストにルームキーをぽいっ
（冷蔵庫は空で電源OFF、追加料金は発生しにくい仕様です）
うん！超合理的
どちらにも一長一短ありますので、使い分けるのが良いかもしれませんね
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さて、前回の予告から気になっている方もいらっしゃるかとは思いますが
アパホテルと言えば、そうあの問題
２０１７年１月に某国の学生がYouTubeにある投稿しました
「Apple Town」という雑誌に掲載されていた記事をまとめた
「理論近代史学 著者：藤誠志」という書籍の内容が問題である、と
この「藤誠志」という方、実は
他ならぬ、アパホテルグループの会長 元谷外志雄ご本人のペンネームだったのです
この書籍の是非について語るのはこのブログの本懐ではありません（炎上コワイ）
件のYouTuberはこの書籍の内容が問題であると訴えたのです
（´-`）.｡oO（ちなみに私はこの動画を観たことがない）
動画投稿の翌日からはアパホテルのサイトにアクセスが出来ない状態になりました
その後某国外務省から非難されるほどのちょっとした国際問題になり
撤去しろ→いや撤去しない→ならば不買運動だ！！
当時はネットを中心に侃々諤々、大いに盛り上がりましたがいつの間にか収束して全く語られなくなっていましたｗｗ
今回宿泊した部屋では↓ココにいくつかの書籍が
まぁなんつーか・・・
表題だけで圧倒されますなｗｗ
人生の成功者ならではのイケイケ感がひしひしと伝わってきます
これ、日本語の表題を手前にしていますが、半分は英語版で反対側から読めます
問題となった「理論近代史学Ⅱ」は置いていませんでしたが
後日談などが語られているⅢとⅣがありました
先ほども申し上げましたが、書籍の内容の是非は置いといて
自らの主義主張を、既存メディアに依存することなく、世界中の人たち（少なくとも来日してアパホテルに泊まった客）に披露することができるツールを持っている、というのはすごいことだと思います
そして最後に、スタッフにそれとなく伺ってみると
「あー、そうですね。一時期は一部のアジアの方が少なくなっていましたが、今は騒動前と変わりません」
だそうです
そういえば、確か海外では「何も言わない」＝「黙認」あるいは「正しいと認めた」っていう図式でしたっけ？
皆さんはどのように感じられましたでしょうか？
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前回のはてブの紹介とお礼
そうなんですよ、今回は自分一人だから不要なサービス全部取っ払って安さを優先してみましたｗ
実は今回、関東出張が2連荘だったのです (((( ；ﾟДﾟ)))
余力があればその辺の強行軍もお伝えします
マジか！！入れ違ってたかも知れませんねｗｗ
皆さんありがとうございました～
次回はこのホテルのすぐ近くに、美味い店を見つけましたので紹介しようと思います
