現在、雑誌付録のペーパークラフト
歴史群像 2021年8月号 | |本 | 通販 | Amazon
戦艦大和を作っています
前艦橋が出来上がりましたので、そこから後ろにかけて構造物を追加していきます
土台に・・・
煙突を設置します
昔(大和型運用の時代から見て)の軍艦は1つの機関に1つの煙突、といった具合で数本の直立した煙突を見かけることが多かったのですが
「戦艦三笠」(1902-1923)大人の「戦艦三笠」ペーパークラフト - わかくさモノ造り工房
この煙突は誘導煙突、集合煙突と呼ばれ、実験艦的要素の強かった軽巡洋艦「夕張」(1923年竣工)辺りから採用されはじめました
機関部からの排煙を一か所に纏めることによって被弾危険個所を減らす効果があります
若干後ろに傾斜しているのは前艦橋からの距離をとるためだそうです
後世の我々視点からは、やはり大和型の特徴的な船型を印象付けるポイントでもありますね
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続きまして後部マスト
マストのことはここでもお話していますが、もともとは帆柱として利用されていたものが退化(進化?)してこのような形状になっております
通信用の空中線(アンテナ)をできるだけ高い位置に張るために残されていました
通信能力も相当高かったようです
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次に
煙突・後部マスト周辺の構造物になりますが、ここの省略の仕方がまぁ大胆!
探照灯、測距儀、三連装機銃などが1枚の紙に纏められております
さらに凄いのが、組み立て時に方向を間違わないように土台の側面に文字「前」「後」や記号「→」などではなくパーツ形状がさりげなく描き込まれているんですね
( ´_ゝ`) フーン・・・
と思った人 正直に手を挙げなさい、怒らないから
実はこれ、もの凄く助かるんです
何度も組み立て説明書を読み直して、仮組みして位置を確認して
「絶対大丈夫!!」
と確信をもって接着しても、ヒューマンエラーは必ず起こるものなのです
上の方法だと、接着するその瞬間まで方向を視認しますので、ミスの確率が極限までゼロに近づけることができるのです
これらを船体に設置して
ドン!
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追加で航海灯(両色灯)を設置します
これも位置を間違えないように色で指示してくれています
ホント作り手のことを考えて設計されておりますなぁ
ちなみにこの航海灯は現在でも同じルールで運用されています
当ブログのメインコンテンツとも言うべき新旧「うみのこ」
旧は役目を終え、解体されましたが 2代目は絶賛運航中
規定以上の大きさの船舶には必ずこの航海灯が装備されています
さて、いくつかの構造物を設置した現在の状態がこれ
可能な限り左右対称になるよう努力していますが、よくよく見ると所々ズレが出てきてますねぇ(泣
最後に今日の「大和坂」をご覧ください
次回は煙突からの排煙をモロに受ける後部艦橋です
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