ヨットペパクラ組み立て解説のついでに、機を見てコツなども追記していこうと思います
パーツを切り出す時には基本的にハサミを推奨します
で、ハサミで線のどこを切るのか?という話です
「いや線で切ればいいじゃん」と思いますよね
ところがそうでも無いのです
薄いとはいえ、わずかながら厚みのある紙
ヴァーチャルな世界で構成される面とはちと事情が異なります
これらわずかな厚みによるズレの蓄積で、目に見えるレベルでの歪みに発展していくことはペパクラ界隈でよくみられる現象です
なので私は下の3種類の切り方を使い分けています
「外切り」「中切り」「内切り」です
切った後どちら側に印刷線を残すのか、という問題
図では誇張表現していますので、ここまで厳密に切り分けることはできませんが、切るときにちょっと意識しておくだけでかなりの違いが出てくるのです
昔ながらの大工さんの世界でも同様の概念があることを過去に見かけた気がするのですが、関連サイトを見つけることができませんでした
もし正式な名称が判明したら、人知れず変更する可能性もありますご了承ください
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特に今回のような、ほとんど白色で構成されている作品ではせっかく立体的に作った部分が周りの白部分に埋もれてしまって勿体ない場合があります
例えばこういった部位
このように貼り合わせる相方が居ない辺、でなおかつ黒線を残してエッジを目立たせたい部分は「外切り」が推奨されます
一方、のりしろを切るときには線の内側を切る「内切り」を推奨します
というのも、私のペパクラ作品はのりしろを交互に噛み合わせて固定する方法を多用していますので
(「交互のりしろ」と勝手に命名)
のりしろ線を「中切り」または「外切り」すると、紙の厚さ(具体的には160μm)の分だけお互いに干渉し合って窮屈になります
場合によってはパーツが合わせられなくなります
ですのでのりしろは特に指定が無い限り「内切り」で切るようにしてください
こうすると嚙み合わせが上手くいきます
切り落としすぎにも注意
( ´-`).。oO( 気持ち内側寄り・・・くらいね)
それ以外の特に指示が無い部分は「中切り」で特に問題ありません
ではいよいよ470級 組み立て開始です
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