わかくさモノ造り工房

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ペーパークラフトを中心に創る造る作る

展開後のお絵描き→組み立て 天穂のサクナヒメ ペーパーフィギュア メイキングその2

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続きです

前回までに3Dモデリングは終えました

モデルを展開し平面画像にした後、お絵描きの開始です

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今回のお絵描きで上手くいったのは

ここ(野良着の裾)と

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ここの金色装飾

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鈍い金属光沢をテクスチャのみで表現することができました

 

過去にはテプラ®の透明テープ

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やメタリックテープ

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を駆使して金属光沢を表現することもありましたが・・・

f:id:wakajibi2:20201218175543p:plainうみのこを作ろう ディスプレイ - わかくさモノ造り工房

これはこれで使える

 

小細工抜きでプリンターに丸投げできるようPowerPoint®さんに頑張って貰いました

事例としては

戦闘機「ヘルキャット」の機体と主翼の金属光沢

 

小型ヨット「スナイプ級」のセンターボード

f:id:wakajibi2:20201218180702g:plain【ヨットのしくみ】センターボードによる横流れの補正 - わかくさモノ造り工房

これらは全体が金属様テクスチャでしたが

 

今回は裾の装飾として雲をモチーフにしたと思われる帯状模様のみ光沢が出るように工夫しました

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あとは鬢の髪結い固定のための筒状アクセサリー

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これも赤黄2色刷りの光沢になっております

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その後も、ネットに挙げられている数多くのイラストを重箱の隅をつつくかのように細かく見てみると・・・

 

手足の装具

どうも共通の紋様が織り込まれているようです

 

さらに拡大してよくよく見てみると、なんと!ハートマークを3つ並べたクローバー紋様を発見!!

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これはカワイイ! 良いセンスしておられますなぁ、おひいさま

 

これはもう力押しで上からスタンプ的にコピペし、織物感を演出します

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これ付けるだけでリアリティUP(仮想空間だけどw)

 

では組み立てていきましょう

今までの作品は、髪の毛がゆるふわバージョンがほとんどでした

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頭よりもむしろ帽子のほうに髪パーツを付けたりして、とにかく髪の毛を浮かすよう、ふっくら、に気を遣っていました

 

なのでこんなにぺったんこな頭部は珍しい

しかも部分的にちょっとだけ浮いているところもあったりしてバランスが難しいのです

 

なので一度頭を形作ったあと

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ハチマキ状態の髪をもう一段階巻いてボリュームアップをし

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そこに前髪やこぼれ髪を足しています

ポリゴンに依存しないパーツを付け加えることによって、頭部を丸く誤魔化す魅せることが出来るのです ふっふっふ

 

こうして髪の毛をきっちり纏めているにも関わらず、ほんのちょっとだけ浮いている部分がある状態を再現

あとは線を描き込んだり、一部カッターで切り抜いたりしながら自然な感じに仕上がるよう腐心しました

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もうひとつ上手く行ったのが 

手足の立体感やリアリティをさらに上げる方法として、縄目パーツを新たに用意しましたことです

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これは3Dモデリングの時には組み込まれていなかったものです

このような連続模様の描画もPowerPoint®さんは得意

個々のパーツにグラデーションを付けることによって縄紐の立体感も出すことができるのです

この作品に限ってはこの縄紐が各所で大活躍します

まずは草鞋

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足パーツ底部の外周に張りつけるだけで草鞋の上に足を置いているように見えます

爪先の紐は展開後に描き込んだテクスチャ

足首付近の紐は、これまた縄紐パーツを貼っています

このように使い分けも可能

先ほどの手足の装具を固定するのにも縄紐を使っています

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足は二巻き、手は一巻きのようです

そういやウチの婆ちゃん、こんな装具付けて田圃仕事しとったわぁ・・・遠い目 

足は長靴やったけど

 

余談ですが

私が物心ついたときには、既に米づくりは大部分機械化されていました。

ただ納屋の奥のほうには、まだ廃棄されていない古い農機具(脱穀機とか)が残されていたような記憶があります

こんなんとか

民具 足踏み脱穀機(あしぶみだっこくき)足踏み脱穀機|農業|解説・民具100選|展示室|関ケ原町歴史民俗学習館より

 

こんなんとか

f:id:wakajibi2:20201219095322p:plain上板町歴史民俗資料館より

 

 

現在では実家の納屋にはもちろんありません

 

 

 

今となっては、こういった民俗資料館にしか残されていないのかも知れません・・・

 

 

 

と思ってノスタルジーに浸ってたら

 

 

 

メルカリとかに出品(工芸品)されててワロタww

小学校とかで実演・体験とかやってるんですね、今でも

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完成後にはほとんど見えなくなるパーツもあります

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後頭部の蝶々型髪結いを固定しているであろう(仕組みはよく分からんが・・・)髪飾りです

イラストからは朱色の漆塗りに梅花のような絵柄が見てとれます

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一応頑張って描き込んではみたものの

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髪の毛の構造的にほとんど見えませんww

 

まぁあれだ、見えないところも手を抜かない職人魂というか、粋というか、侘び寂びというか・・・いや、いいんだ気を遣ってくれなくても

 

そういや顔意外にも3Dモデリング時にテクスチャ描いたの忘れてた

クワの木目ですわ

適当にペイントツールで木目描き込んであとで調整しようと思っていました

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実際組み立ててみたところ、特に弄らなくても木目感、かつ使い込んだ感が出てたのでそのままで

こういった偶然の効果もモノづくりの面白いところ

先の金属部分はこれまたPowerPointのグラデーション

 

大体のパーツが出揃いましたので、これらを組み合わせて・・・

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(´-‘).。oO(やっぱり無意識にガワラ立ちをさせてしまうガンダム世代・・・orz)

完成です

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撮影風景も紹介したいところですが・・・

今後のヤル気次第

 

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