フィギュア系のペパクラ作品において
展開図に付属したりしていなかったりする裏面印刷用の画像
コイツの有無と有用性について語ってみます
例えば以前紹介したS.V.氏製作の【原神】甘雨ペーパークラフト
展開図の一部を提示しますが
このように裏面印刷の画像も準備して下さっています
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で
お分かり頂けるだろうか
白い裏地が見えてしまっているのです
裏面を印刷するべき画像は用意されていませんでした
一方ペパクラデザイナー公式ページのギャラリーに掲載されている画像を確認すると
ちょっと分かりにくいですが、後ろ髪に白い下地は見えていませんね
ちなみに同様の構造の尻尾さん
よーっく見ると、白い裏地がチラチラ見えています
つまりこれは
自分で塗れ・・・とな
確かにこのままでは、なにより自分が納得いかない
という訳で裏面印刷の画像を自作しましょう
これはね
既存の展開図を単に反転しただけではダメなのです
印刷機器やソフトウェアの癖などがありまして、どうしてもミリ単位でのズレが出てきます
もともとパーツの端っこのちょっとした隙間に着色したいことが多いので
印刷のわずかなズレで白い部分が見えているとまったくもって意味を成さなくなります
なので近似の色を利用して、本来のパーツより一回り大きくなるよう塗り絵を行います
それほど精細にやる必要はありません
っていうかほとんど落書きレベル
本来塗り絵は枠の中を綺麗に塗るものですが、これは逆に枠からはみ出して塗ります
切り出したときに白い部分が無くなっていればいいんです
あとは印刷にズレが出ないように調整します
普段使っているのはペイントツールですが
印刷時のページ設定で
この辺りを調整して何度か仮印刷をします
ズレがあるようなら[余白(ミリ)]の数値をいじって調整します
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両面印刷を済ませた展開図を用いまして頭部としっぽを改めて作り直します
後ろ髪の内殻と外殻
どちらも裏表に白い部分が無くなっていますね
前髪も比較してみましょう
左が裏面印刷有り 右が無し
さらに尻尾
左が裏面印刷有り 右が無し
ほんのちょっとしたことなのですが
完成したときのクオリティに差がでます
よし!これで心置きなく先に進めるゼ
装飾品などの小物(文字通りガチで小さな物)をひたすら作っていきます